寄れるし伸びる。
コンパクトサイズながら、広角24mm〜望遠360mmの光学15倍ズームを搭載したパナソニック「TX2」。
とはいえ気になるのは、「そんな高倍率ズームで手持ちの撮影はできるの?」ってことです。高倍率ズームはついてるけど、撮ってみたらブレブレだったなんて悲しすぎます。TXのコンセプトが「旅カメラ」ですし、ぜひとも三脚を使わずに使えたらいいなと。三脚重いもん。
ということで見てきましたよ、TX2の実力とやらを!

コンデジとはいえ、ズームしたときの様子はインパクト大です。ということで、広角側から望遠にする様子がこちら。

にょーんと。
スタッフの方に手伝ってもらったのですが、持ちにくい姿勢だったため、少々ブレを感じるかもしれません。ただ、実際自分でファインダーを覗いてズームしてみると、ほんとに手ブレが気にならなかったんですよね。
望遠MAXの状態で何枚か撮ってみましたが、かなりしっかりと手ぶれ補正が効いています。狙ったところにビタッと止まる感じ。液晶上でみたところ、ブレているものは確認できませんでした。完全に手持ちで使えるレベルです。

手ブレに強いのは光学式手ぶれ補正以外にも、デザインの影響がありそう。特に前面のグリップは、そこまで出っ張りがあるわけではないですが、指が引っかかりやすいです。

こちらは背面にある親指のグリップ。コンデジって小さくて持ちにくさを感じることが多いですが、親指のグリップで相当フィット感を得られている印象です。
前面と合わせた2つのグリップにより、カメラを構えたときにしっくりきます。

ちなみに、望遠だけでなく、マクロ撮影もかなり優秀。広角側で3cm、望遠側で1mまで寄れます。
TX2は、近いところから遠いところまで撮れるカメラでした。こう見るとコンデジも着々と進化しているんですね。
TX2フォトギャラリー

グリップの赤いラインが特徴的なデザイン。重さは約340gで、実際持ってみても軽いです。

電子ビューファインダーを搭載しています。覗いてみた感じは、ちょっとぼんやりしている印象。

ボディ上部には、モードダイヤルとズームレバーが付いています。
Photo: ギズモード・ジャパン編集部
Source: Panasonic
(ささきたかし)