時代は縦画面コンテンツ?
SNSサービスなどで広がる、縦長動画コンテンツ。そんな流れに乗ろうとしているのか、サブスクリプションサービスのNetflixは4月からiOSアプリ向けに縦画面での動画プレビュー表示を提供すると発表しました。なお、Android版は追っての提供となるそうです。
アプリを開くと、さまざまな動画のタイトルが静止画で表示されていたNetflixアプリ。4月からはプレビューというカラムが登場し、タイトルをクリックすることで縦画面のプレビューが始まります。上がそのイメージ動画ですが、映画のプレビューを縦動画で見るのはなんとも新鮮です。またiPhone Xのノッチにもうまく対応していますね。動画の上下に入るタイトルやコントロールボタン類も、ちょっとカッコイイです。
縦長コンテンツといえばInstagramの「ストーリー」という短い縦動画を投稿する機能が流行っていますし、その流行りに老舗のYouTubeも、iOSアプリにて縦長動画の全画面表示に対応しました。縦長動画は再生のたびにスマートフォンを横向きに傾ける必要がなく、特に若いユーザーにとってはよりとっつきやすいコンテンツなのかもしれません。僕はスマートフォンの画面が回転しないようにロックしているので、横長動画の再生は面倒ですらあります。
なおNetflixによれば、契約者の50%以上はモバイル版アプリを毎月利用しているにもかかわらず、ストリーミングで視聴される動画は2割程度にとどまっているそうです。今後Netflixはモバイル版アプリの改良を進めることで、なんとかアプリでの動画視聴を広めようとしているのかもしれませんね。
Image: Kaspars Grinvalds/Shutterstock.com
Source: Apple Insider, AV Watch
(塚本直樹)