だって気になるじゃないですか、どうやっているのか。
2018年3月1日(木)、パシフィコ横浜で開催中のCP+。二つある出入り口の入ってすぐにはリコーイメージングのブースがありまして、リコーといえば4月下旬に「PENTAX K-1 Mark II」が発売されますよね。2016年4月に発売された「PENTAX K-1」のマイナーチェンジモデルです。

で、今回のPENTAX K-1 Mark IIなんですが、実はPENTAX K-1をMarkII相当に引き上げるアップデートプログラムが、2018年5月より始まります。アップデートといってもファームウェアではございません。物理的に基板を入れ替えるという、なんともダイレクトアタックな手法なんです。さすがペンタ、他メーカーにできないことをできないことを平然に以下略。

どうしてそんなことができるのかというと、PENTAX K-1とMark IIではセンサーサイズが同じだから。とはいえ簡単に交換できるというワケでもなく、基板を向き出すため全バラシする必要があります。こうしてパーツを全て分解しまして……。

このおニューな基板に付け替えるワケですね。しかもMark IIの基板には高感度耐性を上げるチップが新たにプラスされています。つまりPENTAX K-1のアップグレードから見ると、基板交換によって物理的に新しいチップも追加されるんですね。魔改造じみたレベルアップ、好き。
交換のためには7〜10日ほど預かりになるのですが、これバラすのなら修理交換も兼ねられなるんじゃないの? そう思ってリコーの方に聞いてみたところ、アップグレード料金とは別料金になるものの、修理対応も一緒にできるとのこと。ガタがきたPENTAX K-1の傷を癒すとともにレベルアップもできちゃうってワケです。

PENTAX K-1と同じ外装、同じセンサーだからこそできる芸当ですね。今回のアップグレード対応はネットでは神対応と評されていますが、リコーの方に話しをうかがったところ「他メーカーにはない新しい試みをやっていきたい」とのことで、ユーザーニーズを考えての施策だそうです。
アップグレードサービスの詳細はコチラ。ペンタユーザーの好きなトコわかってるなぁと、K-70ユーザーながら思いました。惚れてまうじゃろ。
Image: ヤマダユウス型
Source: RICOH IMAGING
(ヤマダユウス型)