手編みの定義が変わりそう。
あみぐるみって癒しですよね。毛糸の温もりと、ぬいぐるみの可愛さがなんともうまいことマッチしており、初めて見たときは感心しました。が、今や、編み物ソフトウェアが3Dモデルからあみぐるみ作るってんですから、テクノロジ(の目の付け所)にこれまた感心です。
あみぐるみソフトを研究開発しているのは、カーネギーメロン大学のTextiles Lab(織物研究室)。グループ(Vidya Narayananさん、Lea Albaughさん、Jessica Hodginsさん、Stelian Corosさん、Jim McCannさん)発表された論文「Automatic Machine Knitting of 3D Meshes」では、3Dモデルをもとに、編み物マシンが自動であみぐるみを作っていく詳細が説明されています。
編み物の作業で人間がしないといけないのは、3Dモデルのどこから編み始めて、どこで編み終えるかのスタート・エンド点を指定することだけ。あとは、3Dメッシュに基づき、ソフト自身がどのように編むべきかを考えて作業してくれます。糸が絡んだり、破れてしまわないよう、マシンのキャパにあった編み方を考えてくれるので安心。

これがDIYカフェなんかに設置された日には、そりゃ人気のマシンになりますよね。プレゼントに最高だし、過程を見るのも楽しいでしょうし。編み物しながら、マシンあみぐるみができるのを待ったりしてねー。もちろん、あみぐるみじゃなくて、普通のセーターやらマフラーも編めるわけで。これからは、手編みという定義が変わりますね。
「3Dモデルは私が作ったけど、編んだのはロボットだよ」
ちなみに、今回テストで作られたのは、うさぎのあみぐるみ。このうさぎは、スタンフォード大学で開発された、コンピューター・グラフィックス用のテストモデル、スタンフォードバニーといいます。
Image: Carnegie Mellon Textiles Lab
Source: Carnegie Mellon Textiles Lab via Prosthetic Knowledge
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(そうこ)