ロック様ことドウェイン・ジョンソン主演の映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』。今回、その日本公開に先立つ形で行なわれる特別上映「超体感シネマ 『マジジュマンジ』」を体験してまいりました……!
「超体感シネマ 『マジジュマンジ』」は、観客が着用する振動デバイスを内蔵の「ハプティックベスト」が『ジュマンジ』のシーンに合わせて振動し、まるで映画の中に入り込んだかのような臨場感が味わえるというもの。


ソニーが開発するハプティクス(触覚提示)技術を使ったという、ベストはこんな感じで、座席のカップホルダーに電源ケーブルとスイッチがついているという構造。ベストは重量はあまりなく、背中にも振動デバイスは入っていますが大きかったりデコボコしていたりはしないので、長く座っていても背中は痛くならなそうです。

最近ではシートの振動やエフェクトで臨場感を演出する「4DX」や「MX4D」などが普及してきましたが、今回の「ハプティックベスト」はどう違うのか……?
今回、体験会で見せてもらったのは、ジャック・ブラックがカバに食い殺されるシーン、ロック様が技名を喋りながらアクションするシーン、故障したヘリvsサイのシーン、立ち小便のシーンの4つ。
それぞれ面白く続きが気になって仕方ないシーンでしたが、肝心の「ハプティックベスト」の臨場感はシーンによって得意不得意がありそうという印象。
実際に座席が揺れるわけではないので、劇中でヘリが急に方向展開したりカバに振り回されたりという演出はあんまりよくわかりませんでしたが、背中に流れていく小便の感覚や、パンチの衝撃は新しい!
もちろんロック様のパンチにしてはかなり控えめな振動だと思いますが、映画を見ながら小便をかけられる岩の気分を味わえるのはかなり珍しい体験のはず。
また、ガンガン座席が揺れたり顔面に水が飛んできたりするわけではないので、ストーリーに集中しやすく初見には良いチョイスなのかも。

場にどのように導入されるかは未定とのことですが、「4DX」や「MX4D」のようなものと組み合わせるのも構造的には不可能ではなさそうなので、そちらの展開にも期待したいところ。
仕組みは見た限りシンプルなので「4DX」や「MX4D」のような大幅な改装をしなくても導入ができそうで、もしかしたらこれから一気に広がって行くかもしれないですね。
「超体感シネマ 『マジジュマンジ』」はTOHOシネマズ 日比谷にて3月29日(木)から4月5日(木)の8日間限定上映。料金は通常料金なので、どうせ見るならこの機会に試してみてはいかがでしょうか!
Photo: ギズモード・ジャパン
Source: 映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』 | オフィシャルサイト
(傭兵ペンギン)