アクションカメラではなく、高画質コンデジ。
カメラらしからぬデザインとあまりにコンパクトなボディ、「0」という意外性にあふれたネーミングなど、何かと気になるカメラだった「RX0」をCP+のソニーブースで体験しました。見た目に反して、思った以上に「カメラらしいカメラ」という印象です。

ご覧の通り、非常にコンパクト。
レンズは広角24mm相当の単焦点で、F4固定。小型ボディと広角ZEISSレンズの組み合わせは取り回し抜群です。
背面液晶には撮影情報がギッシリと表示されますが、表示サイズが小さくて目を凝らしてしまう場面も。

こちらはメニュー画面。
ソニーのデジタルカメラを使ったことがある人にはおなじみの画面ですが、この小ささで表示されると非常に新鮮。ソニーがこのRX0を「カメラ」として扱っているのだと実感できる瞬間です。

右がシャッターボタンで、左が電源ボタン。
シャッターはクリック感があり、半押しAFにも対応。やっぱり「カメラ」なんですね。
ジュラルミン製の堅牢性に優れたボディは質感抜群。とても高級感があります。
しかも水深10mの防水性能や、2.0mの落下耐性を実現しているので、普通のカメラでは対応できないシチュエーションでの撮影も期待できそう。

背面液晶の横には端子類。

バッテリーは側面に挿入。

そして、カメラのホットシューに取り付けるアクセサリーを使えば、このようなセッティングも可能になります。
約1530万画素かつ高画質の写真が撮れるので、立派にサブカメラとして活躍してくれそう。また新たにレリーズをシンクロさせるケーブルが登場したことで、一度のシャッターで両カメラでの撮影ができるように。
α7でバストアップのポートレートを撮りながら、RX0の24mm相当のレンズで全身を撮影。そんな利用方法も考えられますね。

単純にケーブルでつながっているだけなので、ホットシューに取り付けなくてもシンクロ可能。
なんとなくメインカメラとサブカメラでお互いを同時撮影してみました。

RX0を構成している部品はこんな感じ。

ここまで来ると、ハイクオリティなCMOSイメージセンサーをそのまま持ち歩いているかのようですね。

アクションカメラのような小型ボディでRXシリーズの高画質を実現しているRX0、工夫次第で色々な撮影ができそうで、物欲が刺激されました。
しかしネックはお値段。ソニーストアで79,880 円+税と、非常に高価です。しばらく悩みそう。
Photo: 照沼健太
Source: SONY
(照沼健太)