人工知能と恋を描いた映画『her』のスパイク・ジョーンズ監督が制作し、話題となったAppleのHomePod広告。その制作舞台裏が、AdWeekより動画で公開されています。
さすがミュージックビデオを多く手がけてきただけあり、ジョーンズ監督の指示はとてもリズミカル。振り付けを担当したRyan Heffington氏と一緒に、動きを確認するジョーンズ監督、ダンスも上手!
CMの主役となる踊る女性については、女優、ダンサー、ミュージシャンなど多数をオーディション。結果、主役を射止めたFKAツイッグスのオーディションは、FaceTimeで行なわれていました。
CMを見て、拡張していく部屋はコンピューター編集だろうと思っていましたが、違いました。本当にテーブルや壁がぐいーんと伸びているのです。大道具さんの技ですね。壁を、物理的に後ろから引いたり押したりする壁担当の人は、タイミングとどれくらい押すかのさじ加減が命! 演者、大道具、照明デザイナーなど、みんなの息が音楽に合わせてピッタリあっていないと実現しない、とても難しいCMです。
昨今、なんでもCGでしょって思って見てますけど、逆にリアル映像で驚きます。さすがに、「もう1人の自分」は合成ですけれど。