先生だけが使えるアプリ。
今日のAppleイベントは教育にフォーカスしてましたが、その中でサラっと「クラスルーム」なるアプリのアップデートが発表されてました。使ったことないアプリですが、これって何なんでしょうか?
それもそのはず、「クラスルーム」アプリとは「先生がクラスにあるすべてのiPadをコントロールできるようにする」アプリなんです。つまり、生徒にiPadを配っている学校で先生が授業をするときだけ、使えるアプリなんですね。
クラスルームアプリを使うと、先生は生徒のiPad上で同じアプリを一斉に開いたり、iPadの画面を遠隔で確認したりできるそうです。考えてみれば授業中って、教科書を読んでるフリしてページのすみに落書きしたり、教科書に重ねてマンガを読んだりしてたものですが、iPadが教科書代わりなら、先生は少なくとも「教科書のどこを開くか」はコントロールできるんですね。
で、今回アップデートされたポイントはふたつ。ひとつめは、これまでiPad版だけだったクラスルームアプリのmacOS版のリリースですが、こちらは今年6月にβ版での公開になります。もうひとつは、クラスルームから派生した「Schoolwork」という別のアプリが発表されました。クラスルームが授業中使うアプリであるのに対し、Schoolworkは授業の外で先生が宿題を出したり、生徒のドリルアプリの進捗を管理したりするのに使えるものです。

イベントでは、そんなSchoolwork上で管理や進捗確認するのに対応した教育アプリを開発できるAPI「ClassKit」も公開されました。Appleによればすでに主要な教育アプリデベロッパーはClassKitを使っているそうで、iOS 11.4から対応する予定です。
こういったツールがたくさんの学校で使われていくことで、これからの学校の風景は、私が早弁してた頃とはだいぶ変わっていくんでしょうね〜。