HUAWEI Matebook X Proレビュー:これMacBook Proの理想形じゃないですか

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  • author 編集部
  • 西谷茂リチャード
HUAWEI Matebook X Proレビュー:これMacBook Proの理想形じゃないですか
Photo: Sam Rutherford

HUAWEI(ファーウェイ)と聞くと「あぁ、Simフリースマホのメーカーでしょ」という印象が強いですが、実はラップトップも作っています。そして今回米GizmodoがレビューがしたMatebook X Proにいたっては、どうやらMacBook Proにも勝るくらい力の入った一品に仕上がっているようです。一見の価値あり!


Huawei Matebook X Pro

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Photo: Sam Rutherford

・これはなに?:MacBook Pro 13インチの上位互換

・価格:13.9インチの超ポータブルなラップトップ

・好きなところ:ディスプレイのデザインが良い(狭ベゼル)

・好きじゃないところ:SDカードスロットがない

HUAWEIがラップトップメーカーとして初めて成功を納めたのは、何年目かにMatebook Xを発売したときでした。Apple(アップル)の12インチMacBookの模倣品でありながら、欠点が減らされていたので、非常に良い製品に仕上がっていました。

そして今回のMatebook X Proも、ズバリ13インチのMacBook Proの模倣品でしょう。しかし、あらゆる欠点が改善されているので、あらゆる面で本家超えを果たしています。

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Photo: Sam Rutherford

まずは類似点から。13インチMacBook Pro同様、アルミから削り出された筐体の左右には驚くほど出力の高いスピーカー、下部に大きなトラックパッド、そして右上に指紋センサーを兼ねた電源ボタンが搭載されています。これらはどれも一流品。

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Photo: Sam Rutherford

Matebook X Proのバックライト付きキーボードはMacBookのものと似ている(薄い)ものの、MacBookより深くてしっかりしたキーストロークをもっています。

ポートもちゃんとUSB-CがふたつとUSB 3 Type-Aがひとつあって良心的です(USB-CのひとつはThunderbolt 3対応)。とはいえ、正直にいえばSDカードスロットも欲しかったですけどね。

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Photo: Sam Rutherford

X Proのデザインのよさに見とれ終わって次に目を惹かれたのは、この美しい画面でした。非常に明るいことに加えて(485 nits)ものすごくベゼルが狭く、これは現在(2018年3月28日)出回っているラップトップの中で最狭だと思われます。Dell(デル)のXPS 13の画面比率が80.7%なのに対して、X Proは91%なので圧倒的ですね。

また、画面下部のベゼルが狭くなった分画面は大きくなっていて、他社製品の多くが13.3インチ以下なのに対してX Proは13.9インチの3000×2000ピクセルのタッチ画面。高い色再現性も相まって、表示したものはどれも飛び出てくるかのように映りました。

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Photo: Sam Rutherford

カメラはどこに行ったのかというと、キーボードに格納。ファンクションキーのひとつにしか見えないそれ押し込むと、カメラが出て来るのです。耐久性がちょっと不安ですが、カメラを使っていない時とか(ハッカーなどに)盗撮されているか心配しなくて済むのは良いですね。

OSはいわずもがなWindows 10。macOSを搭載していないのは狂信的なマックユーザー(Mac die-hards)にとっては受け入れがたい条件でしょうが、これは別に HUAWEIのせいではありません。AppleがmacOSをライセンスしてくれればよかったのです( HUAWEIは飛びついたでしょう)。

とはいえ、私は満足しています。なぜならHUAWEIは粋なことにMicrosoft(マイクロソフト)とWindows 10 Pro Signature Editionの契約を結び、X Proにはブロートウェア(欲しくもない付属ソフト)が一切入っていないWindows 10が搭載されているのです。

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Photo: Sam Rutherford

スペックも十分。第8世代のIntel(インテル)Core i5・i7 CPU、16GBまでのRAM、512GBのSSDストレージ、そしてオプションでNvidia(エヌビディア)のGeForce MX 150 GPUも搭載できます。

我々が注文した最強構成のX Proは、各種ベンチマークでXPS 13やLG (エルジー)Gram 15を打ち破りました。ブラウザーのパファーマンスを測るWebXPRT 2015、フォトショの画像リサイズテスト、そしてGeekbench 4などでです。

大抵の作業は余裕を持ってこなせるスペックですが、(MX 150の)グラフィック性能に関してはCPUに統合されたGPUには勝るもののゲームを念頭に作られているGPUには敵わないので、そこは気をつけて下さい。

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Photo: Sam Rutherford

X Proの無双はバッテリー性能でも続きます。米Gizmodoのバッテリーテストで11時間7分という高記録を出し、XPS 13(9時間28分)とGram 15(10時間39分)をさらに引き離しました。

ここまでくるともうほぼ完璧かのように思えるX Proですが、ひとつわからないことがあります。それはストレージのSSDがなぜかふたつのパーティション(80GBと380GB)にわけられていた点。SSD自体は物理的にひとつしかないので、余計にわけがわかりません…。とはいえ、大きな問題ではないことも事実です(分けられているだけで、どちらもちゃんとストレージとして使えるので)。

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Photo: Sam Rutherford

あぁ、HUAWEIにはXPro がいつ・どこ・いくらで発売されるのかを早く開示して欲しいですね。アメリカでは「意欲的な価格」で発売するとのことなので、日本でも同様であると期待しましょう。ちなみにヨーロッパではi7とMX 150を搭載したモデルが1900ユーロ(約25万円 *ヨーロッパは税金が高め)で発売されているので、MacBook Pro 13インチと同価格帯になります。

まとめ

・3000×2000の画面は美しくて、ベゼルは業界最狭

・カメラの位置(キーボードに格納)は理想的じゃないけどXPS 13より良く、なによりカッコイイ

・バッテリー性能は、筺体の薄さとスペックの良さを考えると驚異的なほど良い

・オプションのNvdia GeForce MX 150 GPUはゲーム用GPUには敵わないけど、ちょっとグラフィック性能が必要なユーザーにはうってつけ

・ピュアなWindows 10が搭載されてる

・2個のUSB-Cと1個のUSB-Aはちょうどいいポートそろえだけど、SDカードスロットも欲しかった

スペックメモ

・Windows 10 Pro Signature Edition(ピュアなWindows 10)

・13.9インチ 2000×3000のタッチ画面

・Intel Core i7-8550U CPU

・16GB RAM・512GB SSD

・Nvidia GeForce MX150(2GB vRAM)

・指紋センサー内蔵の電源ボタン

・USB-C×2(Thunderbolt 3対応×1)

・USB 3 Type-A×1

・3.5mmヘッドホンジャック

・802.11 ac WiFi

・Bluetooth 4.1

・1MPカメラ

・57.4Whバッテリー

・2色展開(白とグレー)


Photo: Sam Rutherford
Source: Apple UK

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(西谷茂リチャード)

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