輝やかしいマイルストーンです。
3月末に行なわれたイベントで取り上げられた「教育」、デバイスを安心に使うための「情報プライバシー」、そしてiPhone 8モデルも登場することになった(PRODUCT)REDへの取り組みやHealthKit・ResearchKitで知られる「健康」など、Appleが重要視する社会貢献はさまざまありますが、今日偉業が伝えられたのは「環境」の分野。
本日、Appleは自社の電力の100%を太陽光や風力、地熱といった再生可能エネルギーで調達していると発表しました。Appleほどの巨大企業の電力が枯渇する心配がなく環境にやさしいエネルギーだけでまかなわれているんですから、これは偉業です。
2年前、2016年3月のイベントでAppleの環境イニシアティブ担当VP・Lisa Jacksonさんが発表した当時の再生可能エネルギー使用率は93%。去年の4月に96%、そして今日の100%達成です。同じイベントで語られた「our goal is become 100% renewable(目標は100%再生可能エネルギーでまかなうこと)」を約2年で達成したことになります。
発表にティム・クックCEOがコメントを寄せています。
私たちは自分たちが生まれてきた世界をさらに良いものとして次世代へ残すことに全力で取り組んでいます。何年にもわたり努力を重ね、ようやくこの意義深い数字に到達することができたことを誇りに思います。私たちの製品に使われている材料、そのリサイクル方法、私たちの施設、そしてサプライヤーとの取引において可能なことの限界を今後も押し広げ、新しい創造的かつ未来志向の再生可能エネルギー源を確立するつもりです。なぜなら、未来はそれに依存していることを私たちは知っているからです

Appleが世界中のパートナーと進めている再生可能エネルギープロジェクトは25におよび、現在その発電容量は1年間の最大容量となる626メガワット。新本社Apple Parkの貢献はもちろんのこと、日本でもパートナーの第二電力株式会社と今後300基以上の屋上太陽光発電システムを設置する計画とのこと。さらに新規9社を含む23社の製造パートナーが100%再生可能エネルギー化に参加することも合わせて発表されています。
iPhoneが環境にやさしく作られていること、(PRODUCT)REDはHIV/AIDS助成金につながること。知っておくとそのiPhoneを使っていることがちょっとだけうれしく思える気がします。
そういえば、今年もアースデイは葉っぱが緑になるのかな?
Source: Apple
(suzuko)