そういえば、新アプリって入れてないですね。
スマートフォンの普及の鍵ともいえる、多種多様なアプリ。しかし統計によれば、昨年は過去初めてApp Storeのアプリ数が減少したと報告されているのです。
今回の報告を行なったのは、調査会社のAppfigures。データによると、2017年初頭には220万あったアプリの数が2017年末に210万に減っていたとのこと。それでもとてもすべてを試せるような数ではないのですが……減ったことに間違いはないようです。
ただし、このことによって開発者がiOSプラットフォームから興味を失っていることには必ずしもつながりません。Apple(アップル)は2017年6月に、iOS 11にてアプリの32ビットから64ビットへの移行を指示。アップデートが放置されていた古いアプリが動作しなくなりました。さらに、ウイルススキャン系アプリやクローンアプリ、低クオリティなアプリをストアから削除する…など、App Storeの健全化に取り組んできました。

ただ残念なことに、iOSプラットフォームよりもAndroidプラットフォームを重視する動きも一部ではあるようです。上のグラフが示すように、2018年にはAndroidからiOSへとアプリを移植するディベロッパーが多くないことがわかります。これはやはり、Androidの方がシェアが大きいからなのでしょうか?
Appleは昔から高品質かつ自社の哲学に基づくプフラットフォーム展開を目指し、それがシェアの減少につながることも何度かありました。はたして、このままじわりじわりとiOSはAndroidに数で押されてしまうのか…いちiPhoneユーザーとして、若干気がかりです。
Image: ymgerman / Shutterstock.com, Appfigures
Source: Appfigures via The Verge
(塚本直樹)