Osmo Mobile 2レビュー:スマホのカメラ性能を引き出すハイコスパジンバル
Photo: 武者良太

Osmo Mobile 2レビュー:スマホのカメラ性能を引き出すハイコスパジンバル

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ウチのOsmo Mobile、どなたか買ってくれないでしょうか。買い替えたい!

光学式や電子式手ぶれ補正の技術が高まり、スマートフォン単体でのブレの少ない映像が撮れるようになってきた昨今。ですが、さらなるヌルりとした滑らかムービーを撮りたいならスマホ用3軸ジンバルを使ったほうが、よし。スマホ単体の手持ちだと、水平がとりにくいんですよね。

この分野でも現在、DJIが強い存在感を発揮しています。なにせ最新作「Osmo Mobile 2」の価格は1万6800円。2016年生まれの前期モデルOsmo Mobileの半額以下です。コモディティ化が進むスマホ用3軸ジンバルの世界ですが、こんなにも早く1万円台のモデルが登場するとは思っていませんでした。DJI、本気でシェアを獲りにきていますね。

軽量化&コストダウンで機能&収納性アップ

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Photo: 武者良太

「Osmo Mobile 2」(左)とOsmo Mobile(右)を見比べてみましょう。収納時、Osmo Mobileはホルダー&アームを上に回していましたが、「Osmo Mobile 2」は下側に回すことができます。全長が短くなった、だけではなく、アームをゴムバンドなどで固定しやすくなりました。Osmo Mobileは専用ケースがないと持ち運びが不安だったのですが、「Osmo Mobile 2」は適切なサイズの袋&ゴムバンド留めで問題なし。これは大きな利点です。

アームの素材は金属からプラスチック素材に変更され、軽量化。疲れにくくなりましたよ。でもホルダーで挟む位置、セッティングのスイートスポットは狭め。iPhone 7 Plusは適当に装着した状態で、速くパンさせてから停めるとブレが起きることがあってですね。セッティング次第ですがややナーバスだな、という印象がありましたね。

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Photo: 武者良太

バッテリーは大きく変化しました。Osmo Mobileはバッテリー着脱式で最大4.5時間駆動。予備バッテリーがあれば何時間でも撮影できます。

「Osmo Mobile 2」は内蔵式で最大15時間駆動! タフ! しかもバッテリー着脱機構を廃したおかげで、底面部に三脚が装着できるようになりました。Osmo Mobileもアクセサリーは装着できましたが、カメラネジ穴は横にあるんですよね。

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Photo: 武者良太

またOsmo Mobileにあったトリガーがなくなり、代わりにスマホ充電用のUSBポートがつきましたよ。

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Photo: 武者良太

ホルダー部を回転し、スマホを縦にすることで、スマホの底面部がフリーになるんです「Osmo Mobile 2」は。LightningコネクタやUSBコネクタが使い放題なんです。

これは大いなる進化です。だってスマホを充電しながら撮影ができるんですよ。デジタル接続のマイクも使用可能です。

スマホ&ジンバルを使って高音質な映像を作る場合、いままでは数少なく、高価なBluetoothマイクを使わねばなりませんでした。しかしBluetoothゆえに、遅延がね…。

まるでドローン⁉ 一脚・三脚と合わせて使ってハイアングル撮影も自由自在

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Photo: 武者良太

一脚・三脚などが使える「Osmo Mobile 2」のメリットは大きすぎ。その成果、動画でご覧ください。

Video: ギズモード・ジャパン/YouTube

三脚で固定し、A点からB点にジンバルを動かしながらのタイムラプスこと、モーションラプス撮影がラク! 三脚がつけやすくなったメリットが生きてきます! なおポイントは5つまでセットできますよ。

Video: ギズモード・ジャパン/YouTube

また一脚をつけ、高い位置に「Osmo Mobile 2」を掲げてのハイアングル撮影もカンタンになりました。歩行からくる縦ブレが目立ちやすくなりますが、これはなかなか気持ちのいい視点ですよね。

超広角/魚眼レンズ級のダイナミックな画角も思いのまま

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Photo: 武者良太

写真派の人も「Osmo Mobile 2」は注目すべき存在です。まずこちらはiPhone 7 Plusでフツーに撮ったもの。「Osmo Mobile 2」を使ってパノラマ撮影をするとこうなります。

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Photo: 武者良太

世界が、大きく広がるんです。

パノラマモードはウルトラワイド、フィッシュアイ(180度)、パノラマ(330度)の3つがあり、これはフィッシュアイで撮ったもの。一眼カメラ+各種交換レンズもいいんですけど、リーズナブルさでいくならスマホ+「Osmo Mobile 2」を選びたくなります。荷物も軽くてすむし。

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Photo: 武者良太

長時間露光モードも増えました。 光の軌跡を重ねるライトトレイルモードが追加されました。通常の長時間露光モードと合わせて、夜景スキーにはたまりません。

短くインパクトのある動画が作りやすいアプリ

Video: ギズモード・ジャパン/YouTube

「Osmo Mobile 2」の標準アプリである「DJI GO」には編集機能も備わります。端的に、インパクトのある動画を作るにはこのアプリが使いやすくてオススメです。複数の動画からキャッチーなシーンを抜き出し、BGMもつけた状態で仕上げてくれます。

ただしマニュアルでの編集機能はイマイチかな。iPhoneの場合はiMovieを使ったほうが狙ったところのシーンをまとめた動画を作りやすかったですね。

スマホのカメラ性能を引き出してくれるハイコスパジンバル

Video: ギズモード・ジャパン/YouTube

安くなったのに機能はアップ。トリガーがなくなったためセンター出しなどが面倒になりましたが、安くて使いやすくて多機能って、ガジェットを買うときの1つの指標になると思うんですよ。

今後はコモディティ化がさらに進み、スマホ用だけでなく、ミラーレスカメラ用のジンバルも買いやすい価格帯となってくるでしょう。でもそれまで、1万6800円+スマホでいろいろ遊んでみるのもよさそう。日常を撮ってもいいし、旅先を撮ってもいい。Vloggerになってみるのもありじゃないでしょうか。


Image: 武者良太
Source: DJI

(武者良太)

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