新開発、食べることができる玉虫色のうつくしいフィルム
フィルムそのものと、顕微鏡を通してみたフィルムの画像
Image: Copyright © 2016 ICMAB-CSIC via ICMAB

新開発、食べることができる玉虫色のうつくしいフィルム

食べられる宝石やぁー。

石鹸の泡や昆虫の羽のように、見る角度によってさまざまな色に輝く現象を構造色といいます。その原理を応用し、食用にも使える玉虫色に輝くフィルムが開発されました。

玉虫色に光るフィルムの材料となったのは、セルロース。木や綿などの再生可能な資源から抽出できて、紙の原料となるシンプルな素材です。セルロース繊維は非常に白く見えるコーティングの素材としても使われています。今回はセルロースのフィルムに、まるでレゴブロックのように等間隔の凹凸を刻むリトグラフィーの加工を施しています。

バルセロナ材料科学研究所(ICMAB)のチームがNature Photonicsに発表した論文によると、この加工方法から生まれたのが、ドットの配置に基づいて光を反射する薄くて1cm角の玉虫色のフィルムなんだそうです。

この発明によって、従来の手法よりも簡単かつ低コストでサイズや構造に応じて幅広い玉虫色を再現できるようになりました。冒頭で書いたように、食用はもちろん紙のような異なる基質にナノインプリントできるので、偽造防止技術や包装紙なんかへの応用も考えられます。

まだ論文は発表されたばかりで、実用方法など先のことはまだわかりません。でも、このフィルムが商用化されれば、インスタ映えしそうなスイーツにも使われる可能性もあるんじゃないでしょうか…。いやむしろ、玉虫色フィルムを使ったド派手なスイーツを見たい! アメリカならやってくれる! …そんな淡い期待を抱いてしまいます。


Image: Copyright © 2016 ICMAB-CSIC via ICMAB
Source: Nature Photonics via ICMAB

Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US[原文
(たもり)

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