お弁当箱デザイン。
個人情報の管理を怠ったことにより、今や悪い意味でテクノロジー業界の寵児となってしまったFacebook(フェイスブック)。そんなFacebookは、以前よりGoogle Homeのようなスマートスピーカーの開発を進めていたのですが、今回のスキャンダルを一因に発表を延期。そしてこのほど、そのFacebookのスマートスピーカーらしき画像が公開されました。
2018年4月10日に公開された今回のFacebookの特許書類「Electronic Device」に掲載されたイラストは、その直方体の本体デザインが確認できます。残念ながらそのスペックや機能についての解説はありません。わかるのはその見た目だけです。

これまでの噂では、このスマートスピーカーにはタッチスクリーンが搭載されると言われていました。「底面」と記された上のイラストにはディスプレイとボタンらしき機構が確認でき、この構造からこのスマートスピーカーは壁などの近くに縦置きして使われる可能性もあります(スピーカー穴がふさがってしまうけど…)。
ディスプレイ下にスピーカーを搭載するAlexa Showとは異なり、本体上部に44個のスピーカー穴を搭載するFacebookのホームスピーカーは、水平において音声のみで使うか、あるいは縦において動画用に使うかのどちらかになりそうです。もちろん特許書類のイラストなので、このままの製品が開発されているかどうかは不明ですが…。

個人情報という最も重要かつセンシティブなデータを流出させたFacebookに対する世間の目は非常に厳しくなっています。Facebookは現在も早ければ年内にもスマートスピーカーのリリースを予定しているようですが、はたして製品は世間に受け入れられるのでしょうか?
Image: United States Patent and Trademark Office
Source: United States Patent and Trademark Office
Bryan Menegus - Gizmodo US[原文]
(塚本直樹)