そこはかとなく漂うB級臭!
かつてはヒッチコック映画で鳥が人間を襲いましたが、現代ではドローンが人を襲うようになります。
このディストピア映画『HOVER』では、地上の62%が枯渇したという未来の世界が描かれます。その荒廃した地上で農業に従事し、作物を収穫するのはドローンたちとなっています。
しかしそれらのドローンは人々を襲うようになり、農家の家族たちは宙を舞う兵器と戦うのです。
どうやら黒幕には、これら殺人ドローンを裏で手引きしている企業があるようです。重役らしき女性の声がこう言っています。
地上の62%が深刻な枯渇状態となり、数え切れないほどの人々が、そのせいで死ぬか他所へ移動してしまった。でも私たちの技術なら、そうした人々にチャンスを与えられるわ
物語の主人公は、ドローンによってパートナーのジョンを殺された女性クラウディア。彼らは農地が枯れ途方に暮れる農家の人々に、新たな人生を提言するケアワーカーをしています。そして、とある企業と殺人ドローンとのつながりを知るようになるのです。
若い男性イザイアがこう話します。
新型の哨兵ドローンたちは、防衛省が敵を持った人間を監視するために運転しているんだ
そして政府に反旗を翻すものすべてを破壊するのです。
どうやらクラウディアはその企業に潜入するようですが、彼女はそこで何を見るのでしょうか? そして彼らの真の目的は?
私たちの住む現実世界でも、ドローンによる監視社会は、技術的にはすでに実現可能かと思われます。そう思うと明日は我が身ですよね。
では最後に、スタイリッシュなポスターもどうぞ。

北米での劇場公開は6月29日、オンデマンド配信とデジタルHDTVは7月3日の予定です。