ついにすべてがスタンドアロンに。
今年1月のCES 2018でLenovo(レノボ)が発表した、Google Daydream対応のスタンドアロン(独立型)VRヘッドセット「Lenovo Mirage Solo」が、いよいよ国内にやってきます。PCとの接続や、スマホの挿入を必要としない、真の意味での自由なVR体験が、ついに。

これどうしてスタンドアロンで使えるのかというと、ヘッドセットの中にVRコンテンツに最適化されたタブレットのようなディスプレイが入っているんですね。スペックは、昨年のハイエンドスマホに搭載されてきたSnapdragon835搭載、RAMは4GB、ROMは64GB。ジャイロ、加速度、近接センサー、電子コンパスを内蔵しています。また、眼のようなヘッドマウント前面のカメラによって、外部にカメラを置くことなく位置を認識します。

この位置認識は従来的HMDのような3DoF(上下・左右・回転)ではなく、前後移動と横移動、そして上下移動も検知する6DoF仕様(インサイドアウト方式、Google WorldSense技術を採用)。
スタンドアロンゆえに、現実空間が許す限りどこまででも移動できることが醍醐味でしょう。ただ、これは危ないってワケで、VR空間では直径1.5mの範囲の制限が設けられ、それ以上は移動できない仕様になっています。それくらい自由ってことです。

解像度は2,560×1,440px(WQHD)、視野角は110度、バッテリーは4,000mAhで最大約2.5時間駆動。本体に3.5mmのヘッドフォンジャックもそなえます。コントローラーはGoogle(グーグル)の汎用Daydreamコントローラーを使用します。
Lenovo Mirage Soloの価格は5万1200円。発売日は2018年5月11日(金)。本日より予約開始です。

そして、もう1つ。同じくCES 2018で発表された「Lenovo Mirage Camera with Daydream」の販売も始まります。Googleが提案する前方180度特化のVRフォーマット「VR180」のためのカメラですね。
左右180度+上下180度を捉えるため、デュアル魚眼レンズを搭載。解像度は1300万画素、動画は4K画質での撮影が可能です。撮影した写真や動画は、Wi-FiやBluetooth経由で「Mirage Solo」やYouTubeに直接アップロードもOK。YouTubeの電子式6軸手ブレ補正にも対応していて、旅行地での撮影もはかどりそう。

価格は予備バッテリーやポーチも付いて、3万5800円。「Mirage Solo」と同じく、本日予約スタートの5月11日発売です。三脚にも対応してるから、180度の定点撮影も手軽に楽しめそうだなぁ。映像での立体感も気になるなる。
Image: Lenovo
Source: Lenovo
(ヤマダユウス型)