偽ポルノ許すまじ、米俳優組合が立ち上がる
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偽ポルノ許すまじ、米俳優組合が立ち上がる

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肖像権の重要性は史上でもっとも高いかもしれません。

アメリカにて、ハリウッド映画俳優やテレビ・ラジオの出演者が加盟する組合SAG-AFTRAが、現代の偽ポルノに大きな懸念を示しています。

偽ポルノなんてのは昔からあるもので、時に芸能人の頭痛のタネです。が、現代では、人工知能によって未だかつてないほど安価で簡単に偽ポルノが作れてしまいます。偽ポルノの作り方ノウハウ交換コミュニティなんてものまであり、今や「Deepfake」と呼ばれる社会問題のひとつ。コミュニティや投稿を禁止する対応をとるプラットフォームもありましたが、消したところで氷山の一角。ターゲットにされることの多い芸能人は、個人で対応しきれる話ではありません。だからこそSAG-AFTRAなど、組合レベルで加盟メンバーを守る取り組みが必要なのです。

SAG-AFTRA組合長であるGabrielle Carteris氏は、「組合員の画像を盗用し、不適切な(承諾のない)コンテンツに流用する技術をモニタリングしていく」と発表。ネタ元Deadlineの取材にて、SAG-AFTRAの担当者は、ポルノだけでなく、フェイクニュースや許可のない広告や動画を含め、組合員の画が無断利用されないような方法を検討しているとコメントしました。

アメリカでは、パブリシティ権の内容は州により異なります(ニューヨーク州とルイジアナ州では、死後のパブリシティ権が認めらえていないなど)。組合は、各州の状況を検証、権利の内容が弱い州では拡大に向け戦っていく考え。目標は全米でのパブリシティ権底上げです。法を整える、法的観点で組合員を守る、さもなければDeepFakeへ対抗することはできないところまできているのです。

俳優さんは顔がアイデンティティーと直結しているだけでなく、収入源でもありますからね。この活動は歓迎されるのではないでしょうか。


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Source: Deadline via The Verge

Melanie Ehrenkranz - Gizmodo US[原文
(そうこ)

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