最新撮影の二刀流です。
プロ向けVRカメラ「Obsidian」などを開発している深センのメーカーKandaoが、新しいVRカメラ「QooCam」をクラウドファンディング中です。これは一台で2Dの360度映像と3Dの180度映像が撮れるカメラでして、そのヒケツは特殊なギミックにあるとのこと。
本体は片側に1つ、もう片側に2つと合計3つのレンズを備えた構造。普通に撮影すると360度カメラとして使えるんですが、本体をクネっと曲げるとL字型にトランスフォームするんです。すると2つのレンズが水平に並んで、3Dの180度撮影ができるようになるという仕組み。ちょうど、デュアル魚眼レンズの「Mirage Camera」のようなスタイルですね。

解像度は360度撮影が1920×960pxの120fpsまで、3Dの180度撮影が3840×1920pxの30fpsまで対応。さらにプロ向けの「Obsidian」でも使われているアルゴリズムが導入されていて、3Dマッピングにも強いとのこと。これは撮影後のリフォーカスがはかどります。

この「QooCam」は、360度撮影も本格的な3D・180度撮影も一台で完結する世界初のカメラだそうです。付属のスタンドを使えばライブストリーミングやタイムラプスなんかも撮れるし、珍しげなVRカメラもセルフィーの延長線で考えればカジュアルに使えるような気がします。InstagramがVR映像に対応すれば、流行りっぷりも変わるのかな。
Kickstarterにて、299ドル(約3万2500円)以上のバックから「QooCam」本体を受け取れます。VR映像は視聴環境が主なネックですが、それもスタンドアローンHMD勢力がなんとかしてくれるはず。
VR動画時代はそう遠くないはず。
Image: Kickstarter
Source: Digital Trends, Kickstarter, YouTube
(ヤマダユウス型)