Appleのバッテリー交換ディスカウントプログラム。追加修理で結局高額になるケース続出
Image: Poravute Siriphiroon / Shutterstock.com

Appleのバッテリー交換ディスカウントプログラム。追加修理で結局高額になるケース続出

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聞いてたのと違う!

2017年の年末に話題になったiPhoneの性能低下問題。バッテリーが劣化することによるシャットダウンを防ぐための措置、と理由を公表したものの「じゃあバッテリーを交換させろよ」とユーザーからは苦情が殺到。Apple(アップル)は「バッテリー交換を通常価格からディスカウントした3,200円(アメリカでは29ドル)で行ないます」というプログラムを開始したわけです。しかしBBCによると、どうも実際に修理を申し込んだユーザーには、29ドルよりもずっと高い金額を支払うことになった人も多くいるようです。

BBCは修理を申し込んだユーザーを調査。バッテリーの修理を申し込んだけれど、スクリーンの修理も付いてきて追加の料金を支払うことになった、という人が紹介されています。他にもマイクやスピーカー部分の故障を修理するためにディスカウントされた料金の10倍ほどの値段を最終的に請求されたユーザーもいたようです。このユーザーは修理をせず、iPhoneを返してもらい外部の修理業者に依頼したとのこと。その業者によるとマイクやスピーカー部分には特に故障は見られなかったようです。

こういった状況に対する不満や苦情は他でも多く報告されています。オンライン掲示板RedditではたくさんのiPhoneユーザーが修理プログラムに対する同様の不満を述べています。追加の修理、そしてそれにかかる料金が予想以上の金額になる、というのがその中心です。

「バッテリー安くで交換してくれるの? じゃあやっておこーっと」と気軽にアップルストアに行った消費者からすると納得できませんが、Appleは当初から公式ウェブサイト上でバッテリー交換の障害となるダメージは新しいバッテリーを取り付ける前に修理されないといけない。その修理は無料ではない」と書いてあったんです。つまり「バッテリーだけ」交換してくれたらいいから、というお願いはできないわけですね。

BBCに対して寄せたコメントでも、Appleは同様のスタンスを説明しています。


iPhoneのバッテリー交換につきましては、もしも割れたスクリーンといった、バッテリー交換の障害となるようなダメージをiPhoneが抱えていた場合、その問題は交換の前に解決される必要があります。そのような場合、修理には別途料金が発生するかもしれません。

スクリーンが壊れているからバッテリー交換ができないのであれば、バッテリー交換の前にスクリーンの修理をしないといけないのは当然ですね。そういう意味では理にかなっています。特に毎回どんどんと薄くなっていくiPhoneの内部にはほぼ隙間は存在していません。一つのパーツを修理するためにはすべてが良好な状態でないと修理も難しくなるのは想像できます。ちょっとヒビが入ったスクリーンを放置して、バッテリーを交換しようとしたらスクリーンが完全に割れちゃいました、なんて状況が起きるわけです。こういったリスキーな修理は第三者パーティの業者なら受け持ってくれるかもしれませんが、Appleは公式としては対応してはくれないでしょう。もしくはバッテリーとスピーカー、マイクにも何らかの関連性があるのかもしれません。

修理を依頼する時はそんな可能性もあることを覚悟して行くと良さそうです。


Image: Poravute Siriphiroon / Shutterstock.com
Source: BBC, Reddit

AJ Dellinger - Gizmodo US[原文
(塚本 紺)

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