共有したい、その気持ち。
日本時間6月5日(火)午前2時から、Apple(アップル)の年次カンファレンス「WWDC 2018」が開催されました。
今回は、ほぼほぼソフトウェアの発表だけで、ハードウェアを楽しみにしていた人にとってはちょっぴり残念な内容でした。とはいえmacOS Mojave(モハーヴェ)や、iOS 12、WatchOS 5はアップデートが楽しみではあります。ダークモードとかレゴのARとか、やっぱりワクワクしました。
この記事は発表会を実況したリアルタイム更新のアーカイブ記事となります。時系列は上から下の順で、ご覧ください!
Image: Apple
(ギズモード・ジャパン編集部)
現地にいっている編集長から会場付近の様子が届いています。ということで更新スタート!
WWDCの会場、マッケナリー・コンベンションセンターの前のようす。すでに列形成されています。写真向かって左側が会場。#WWDC18#AppleEventpic.twitter.com/B4rhHk0xcs
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2018年6月4日
昨日とさほど変わりないですが、音楽が大きな音でかかっていて人数はまだ少ないですが盛り上がっている雰囲気です。#WWDC18#AppleEventpic.twitter.com/eabqE3JYdR
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2018年6月4日
編集長がWWDCのプレスパスをゲット!
#WWDC18 のプレスパスを てにいれた! pic.twitter.com/KD2rJxZLL2
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さあ、入りますよ。 pic.twitter.com/4sqKfNeycs
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#WWDC18#AppleEventpic.twitter.com/UVWI2odv5m
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#WWDC18#AppleEventpic.twitter.com/Eag8AAn4pd
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鈴木編集長、会場入りです!
入った!#WWDC18#AppleEventpic.twitter.com/JwyAjUGAll
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イスがめっちゃふかふか!#WWDC18#AppleEventpic.twitter.com/Ar3N0EtlqJ
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場内パノラマ!無数のアプリアイコンウォール!#WWDC18#AppleEventpic.twitter.com/2MMZCHQy6N
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2018年6月4日
会場は回線が混み混みな模様。写真を見たい…!
会場内、どの回線も混みすぎて写真や動画が上がらない……!#WWDC18#AppleEvent
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2018年6月4日
WWDCがスタートしました。
オープニング動画は、世界中から開発者がカリフォルニアに集まってくるという内容。
WWDCの様子を、コメディチックに紹介しています。
動画が終わり、拍手とともにステージにクックCEOが登場。
77カ国から開発者が参加、世界には200億人のアプリ開発者、どちらの数字も過去最高。
App Storeは10周年を迎えます。世界最大のアプリマーケットであり、毎週5億人が訪れる場所になりました。
アプリ開発者にとって、Swiftプログラムの重要性を語るクックCEO。
コーディングを学ぶことの重要性、世界中の学生が学んでいること、これからさらに大きな未来がまっていると語っています。
今日はソフトウェアを中心に、Appleの4つのソフトウェアについて語っていきます。
まずは、iOSから。
ここで、クレイグがステージに。iOSを担当します。
iOS 12の紹介です。
iOSのデフォルトアプリの素晴らしさを語りつつ、iOS 11では7週間以内に半分のユーザーがアップデートしたという成功をアピールしています。
最新OSへアップデートするユーザーの満足度の高さをアピールしています。
iOS 12は、iOS 11対応の端末すべてに対応(過去最高の対応幅)な上に、パフォーマンスは2倍!
アプリ起動は40%、キーボード表示は50%速いなど、とにかくスピードアップしました。
速い、対応端末が多いというのが、まず最初のアピールポイントです。
次、細かいとこ見ていきましょう。まずは、AR。
ピクサーと協力し、「USDZ」というファイルを開発。3Dモデルファイルを簡単にシェアできます。
AdobeのCTOをステージに迎え、ARKitやUSDZの素晴らしさをアピールしています。
Adobe Creative Cloudにて、USDZをデフォルト対応スタート(WWDC期間中に、ブースであれこれ体験できるとのこと)。
クレイグがステージに戻り、新アプリ「メジャー」を公開。
なんでもサイズを測れるというアプリ。旅行スーツケースを使って、メジャーアプリで大きさを測るデモ。
ARを使ってサイズを測る仕組みのようです。スーツケースの中にあった、クレイグの赤ちゃん時代の写真のサイズを測るデモもしています。一瞬で測定可能です。
USDZを使った画像ならば、タップすることでインタラクティブなアニメーションを見れます。
たとえば、ショッピングサイトに掲載されているUSDZを使った商品画像をクリックすることで、その画像をARで表示することができ、自分の部屋においたときの想定なども可能です。
ARKit 2は顔認識向上、よりリアルなレンダリング、3Dの認識アップなどなど。AR体験のシェアもできるようになりました。
ARKitのデモ&アピールとして、レゴの担当者がステージに。ARKit 2を使ったリアルレゴ&デジタルレゴ(ARレゴ)の遊び方(街を作るなど)を紹介。
リアルレゴで作った建物の横に、ARで表示されたレゴの建物が! ARで表示されたレゴミニフィグが、2つの建物で遊んでいます。端末2台で、友達との連携プレイもできます。
レゴで作った建物の中(お店など)をARで再現したり、レゴ遊びの幅がかなり広がっています。
デモが行なわれたレゴARは今年後半に登場予定。
次、「フォト」アプリ。
iOS 12で、写真アプリの検索がもっと賢く。場所、イベント別、複数単語などで写真検索が可能。
新タブFor Youで、思い出の写真や、おすすめエフェクトなどを表示。
For Youなら、どの写真を誰とシェアすべきかまでおすすめしてくれます。
相手がシェアを許可すると、今度は相手のカメラロールをチェックしてシェアを返すべき写真をおすすめ。
次、Siri。
今や月100億リクエストのTHE デジタルアシスタント。iOS 12では、新機能「Shortcuts」を公開。
「鍵をなくした」「ゲームの対戦スケジュールしたい」など、ショートカットを登録すると、Siriにそのショートカットを告げるだけで、コマンド発動。タスクをこなします。
Siriのおすすめも向上。友達の誕生日のリマインドや、スケジュールした映画の時間が近づくと「バイブにしときます?」など、先を見越してアレコレ世話やいてくれます。
Shortcutsのライブデモに、チーム担当者がステージに。担当者の1日をたどりながら、Shortcutsの使い方をアピール。
会議に遅れる場合や、次のバケーションの予定がある場合を想定して、Shortcuts&Siriがいかに便利かをデモしています。
たとえば、旅行プランをSiriとシェアしておくと、旅行の日にホテルの住所を教えてくれます。
たとえば、Shortcutsの「帰宅」というタスクを作れば(カスタマイズ)、Siriに「帰宅する」というだけで、地図表示、帰宅時のメール、車の中で聞きたいラジオをサササーっと全部一気にこなしてくれます。
次は「News」アプリ。サイドバーが追加されました。
株価を確認できる「Stock」アプリは、アプリ内で市場関連のApple Newsが表示されるようになりました。またiPadにも対応します。
「Voice Memo」アプリもiPadに対応します。
「iBooks」アプリは「Apple Books」に名前変更されました。
「Car Play」アプリは、サードパーティのナビゲーションアプリに対応。
以上、iOSのデフォルトアプリあれこれでした。
クレイグがステージに戻り、次は「端末と生活のバランスを保とう」というお話。スマホばっかり見ているような生活をサポートするアプリについて紹介します。
「Do Not Disturb」モードは、寝ているときには通知オフ、今から1時間通知オフ、どこどこにいるときは通知オフといった細かい設定可能。
通知の仕方も設定可能で、通知をオフにするだけでなく、1時間後に再通知するよう設定可能です。
Group Notification機能も追加され、通知をまとめてオフにできます。
「Screen Time」機能は、1日にどれほどiPhone/iPadを使っているのかレポートしてくれます。なんのアプリを、何時間くらい、1日いつどれほどつかっているのかがわかり、レポートは週一で作成されます。
「App Limits」機能は、使いすぎていると思うアプリを設定することで、「あと5分で今日の設定時間です」などの通知で見過ぎを教えてくれます。
子どもの端末のレポートも見れるので、親が使用時間や使用アプリ(個別またはカテゴリ別)を設定できます。
以上、スマホの使いすぎをサポートするライフ機能でした。
次は、コミュニケーションアプリのMessage。
アニモジがアップデートで、べーっと舌だせるように。
Memojiデビュー。自分だけの絵文字を作れる(アバター的な)。
Memojiのデモ、担当者がステージへ。
新アニ文字のトラやTレックス、ゴーストを紹介したあと、Memojiの作り方をデモ。
肌の色(そばかすの有無まで)、髪型、髪色、目の色、イヤリングやメガネなどなど、カスタマイズが多種多様。作ったMemojiはもちろん保存可能です。
Messageアプリ内のカメラもアップデート。スタンプを撮影時に追加、エフェクトかける、Memojiで撮影できる。
クレイグがステージに戻り、次は「FaceTime」アプリについて。
大アップデート、グループFaceTime!
最大32人まで、同じグループでFaceTimeができます。Messageアプリと連携対応で、MessageグループからのそのままグループFaceTimeをすることが可能です。
そのままクレイグが、グループFaceTimeのデモに参加します。参加者はタイル表示。グループFaceTimeでは、話している人のタイルが自動で大きく表示されます。
FaceTimeでも、スタンプやアニ文字、エフェクトなどが使えるように。
クックCEOも、MemojiでグループFaceTimeに参加。以上、iOS 12でした。
クックCEOがステージに戻り、話題はApple Watchへ。
Apple Watchはユーザー満足度1位なことを踏まえた上で、watchOSへ。
担当者ケビンがステージに。
Activitiyリングはシェアできるのに加え、対決モードが登場。
友人に7日間のActivityチャレンジを申し込めます。勝つとメダルを獲得。
WatchOS 5では、ワークアウトの種類に、ヨガやハイキングなどが追加。ランニングのペースも設定可能です。
ワークアウトを入力し忘れても、Watchが勝手に認識し、お伝えしてくれます。
さらにトランシーバー機能追加。
iOS 12のShortcutsはSiri WatchFaceでも利用可能です。
サードパーティアプリがSiri WatchFaceで使えるように。
手首をあげれば「Hey Siri」と言わずに、Siri発動。
通知内でApple Payや予約ができるように。
WatchOS 5で、ウェブも観覧できます。
WatchOS 5はPodcast対応。
WatchOS 5のデモは、バイクマシンに乗りながら、ワークアウトしつつやります。
チャリをこぎながら、Activityで友人とチャレンジしつつ、通知内でディナーの予約、Messageできたヨガ教室のリンクをタップでウェブ観覧、 娘とトランシーバ機能(Wi-Fiまたはセルラー)で会話。すべてチャリをこぎながら、手首のApple Watchでやりました。
Apple Watchのバンドに、Prideエディションのレインボーのバンド(と盤面)が登場。
クックCEOがステージに戻り、次はApple TVです。
担当者ステージへ。tvOSについて語ります。
昨年4K対応しましたが、iTunesは4K HDRの最大マーケット。
AppleTV 4Kは、Dolby ATMOS対応。サウンドが向上。
ATMOS対応、4K HDR対応作品は、過去購入分から無料で高画質にアップデート可能。
世界のあれこれのケーブルテレビと話をすすめており、今後ケーブルテレビのユーザーがApple TVをオプションとして選べるように(これ、日本はあまり関係ない話)。
Apple TVのランドスケープ画像に国際宇宙ステーションからの地球画像が追加。
クックCEOがステージに戻り、次はMacへ。
macOSについて、クレイグが再びステージに。解説します。
OSのネーミングについて語ります。新OSは、、、、「Mojave(モハーヴェ)」。
山ではなくて砂漠!
でました、ダークモード! 写真がとても見やすい!
写真やプレゼンが見やすいだけでなく、カレンダーやメールも黒背景。音楽も何もかも黒背景。1番嬉しいのはコードが見やすい開発者!
Mojaveのデスクトップは、一瞬で壁紙を見えるようにしてくれます。
「stack」モードを使えば、デスクトップのファイルを日時別のカテゴリで一気にまとめることができます。
Finderがアップデートし、ギャラリー表示が追加。サイドには、画像のMetaデータが表示されます。
Finderのギャラリー表示のサイドバーでは、簡単な画像編集も可能。
Quick Lookもアップデートしました。クイック表示からの簡単な画像・動画編集、書類サインなどが可能に。
Screenshotsもアップデート。スクショをとると、スクリーン右下にそのアイコンが表示。アイコンのダブルクリックからスクショした画像の編集ができます。スクリーンショットで動画の録画も可能。
「Continuity Camera」という新機能が搭載。MacからiPhoneを選択すれば、iPhoneのカメラで撮った画像をMacで制作中のプレゼン資料にすぐ使えます。
次は、アプリです。Macに「News」アプリが対応。
そのほか、「Stocks」アプリ、「Voice Memo」アプリ、「Home」アプリも対応。
次は、セキュリティ&プライバシー問題。
位置情報、連絡帳、写真、カレンダー、カメラ、マイク、メール、メッセージ、サファリデータなどなど、全部デフォルトで保護されます。
次は、Safari。プライバシのために、SNSのコメントやいいねボタンをシャットダウンすることができます。
次は、Mac App Storeです。担当者がステージに。
デザイン変更でより使いやすく。Create、Work、Playなどの新しいタブができました。
クレイグがステージに戻り、次はテクノロジーの話。
Metal、グラフィックプロセッサのためのテクノロジ。eGPUでパフォーマンスが著しく向上。
Create ML、専門家でなくてもマシンラーニングを使えるテクノロジツール。GPUを使うことで処理スピードも速くなります。
MetalとCreate MLによって、リアルタイムレンダリングが速く、Macでのマシンラーニング処理が可能なうえ、使用容量も前より少なくなります。
Macについて、クレイグからスニークピーク(予告)。
macOSとiOSが統合することは絶対ないけれど…iOSのキー機能を一部macOSに入れ込む予定とのこと。
その第一弾として、「News」アプリや「Stocks」アプリなどのAppleのデフォルトアプリでテスト中。開発者には来年公開予定です。
ステージにクックCEOが戻ります。
クックCEO、まとめにはいりました。キーノートを振り返ります。
iOS 12、watchOS 5、tvOS、そしてMojave。
最後に開発者に感謝すべく、動画を公開。
開発者の家族にインタビューし、彼ら(開発者)のことを語ってもらっています。
家族の目から見た開発者の姿。子ども時代の話から、アプリを作りはじめた頃の話。彼らが作ったアプリの素晴らしさが語られます。
クックCEOから、デベロッパへの感謝の言葉で締めくくり。
終了です。
みなさま、お付き合いいただきありがとうございました!