Googleの影響? Microsoft、Cortanaの会話系スキルを改善するためにAIスタートアップを買収

  • author 塚本直樹
Googleの影響? Microsoft、Cortanaの会話系スキルを改善するためにAIスタートアップを買収
Image: Microsoft

世はまさにAIの時代。

Google I/O 2018で披露された、AIアシスタント「Google アシスタント」の自然な受け答えや6つの新ボイスには度肝を抜かれましたね。AIアシスタントがどこまで賢くなるのかというのは若干恐ろしい議題でもありますが、この分野がまだまだ発展するのは間違いないでしょう。

一方、Microsoft(マイクロソフト)はカリフォルニアをベースとするAIスタートアップのSemantic Machinesの買収発表しました。これがGoogleの「Duplex」のデモがきっかけだったのかは不明ですが、Semantic Machinesの買収は、MicrosoftのAIアシスタント「Cortana」の機能をアップデートする手助けとなるでしょう。

過去1年、MicrosoftはCortanaの会話系スキルの改善と、中国で300億の会話データを抱えるチャットボット「XiaoIce」の改善に取り組んできました。そしてSemantic Machinesの加入により、Microsoftは「会話形AIアシスタントの中心施設をバークレーに創立し、言語インターフェイスにおける可能性を進展させる」と表明しています。くわえて、「パワフルで自然、かつ生産性の高いユーザー・エクスペリエンスの提供が会話形コンピューティングを次のレベルへと押し上げるでしょう」としているのです。

会話形のAIアシスタントのゴールは、よりリッチで生産性の高いやり取りのサポートですが、MicrosoftがAIアシスタントのシェア数でAlexaやGoogle アシスタントに苦戦しているCortanaをまだ諦めていないことを意味しています。

一方では本日、AcerがCortanaだけでなくAlexaもプリインストールされたWindows 10ラップトップを発表しました。これによりAlexaがより消費者に浸透するのは確かですが、同時にWindowsの体験におけるCortanaの存在感を損なう恐れもありそうです。

MicrosoftはAmazonとAIアシスタントの統合について2017年から協力関係にあり、WidnowsへのAlexaの導入は両社にとってWin-Winな関係となるでしょう。なにはともあれ、AIアシスタントの開発競争は熱を帯びる一方です。


Image: Microsoft
Reference: Cnet, Semantic Machines, Microsoft, Statista, Laptopmag

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(塚本直樹)