これからは調理もスマートになります。
王道晩ごはんからユニークなおやつまで、工夫を凝らしたレシピを参照できるサービス、クックパッドから、レシピ連動調味料サーバー「OiCy Taste」が発表されました。これはキッチンに置く箱型の家電で、あらかじめ充填してある醤油、みりん、料理酒、お酢をレシピに合わせて調合してくれるという仕組み。スマートフォンや本体で操作し、人数や薄め/濃いめなどの事項を調節することが可能なんです。
これがあれば、味つけで失敗することがもうなくなりそう。
実は、私も毎晩クックパッドを見てます。料理の勘はあるものの、食材を使い切りたくて多めに作ったりすると、たまに味付けをハズしてしまうことも(いつも目分量なので)。また、切ったり炒めたりしている間に機械が調味料を調合してくれると、ちょっとした時短にもなりそう。これが助かるんですよね。
クックパッドは今後、新たに「OiCy」というプロジェクトを始めるのだそうです。たとえば、アプリに投稿されたレシピを専用機器で読み取るための形式MRR( Machine Readable Recipe)に変換し、電子レンジなどの調理家電に読みこませるといったサービスが計画されています。IoTやAI技術の活用によって、面倒な調理の手数をできるだけ減らし、「楽しくラクに美味しい料理を作ろう!」という試みですね。

そしてこの調味料サーバー「OiCy Taste」、実はプロジェクトから発案されたアイディアを形にしたコンセプトモデルです。けどこれ、実現してほしいですね…。
2017年12月時点で、クックパッドの国内レシピは約283万品、海外レシピは約119万品が登録されています。そのサービスは世界68ヵ国、22言語で展開しており、日本国内サービス利用者数は月間約5,500万人とのこと。「これだけの財産を活かさない手はない!」ということで、OiCyは満を持して始まるプロジェクトなのでしょう。
ちなみに「OiCy Taste」はコンセプトモデルなので、今のところ発売の予定はありません。ですが、これを皮切りに、クックパッドからどんどん便利な調理家電系のハードウェアが出てくるのかもしれませんよね? 日頃からクックパッドで料理をする方は要チェックですね。