日本にも深刻なインパクトをもたらすZTEへの制裁措置、どうなる2画面スマホ
Photo: 西谷茂リチャード

日本にも深刻なインパクトをもたらすZTEへの制裁措置、どうなる2画面スマホ

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寝耳に水?

知名度の低い格安スマホメーカーだったのは、今や昔の話である中国のZTE。でも、いつのまにかHUAWEI(ファーウェイ)に次ぐ日本国内の携帯電話市場でも大きなシェアを有する中国企業に成長しました。MVNOの格安SIM通信事業者だけでなく、ドコモ、au、ソフトバンクのすべてに、キッズ向けやシニア向け製品を中心とするさまざまなモデルを提供。ZTEというメーカー名こそマイナーでも、BLADEシリーズのスマートフォンですとか、なによりボクらの心をギュンとつかむ最新の2画面スマホのM Z-01Kだって、れっきとしたZTE製なんですよね…。

ところがいま、ZTEが米国の制裁によって、ついに主力事業を停止せざるを得ない窮地に陥ってしまったとVentureBeatは伝えています。アメリカが対イランに課した制裁に協力せず、違法な取引きを行なっていたなどとして、米商務省から7年間の禁輸措置という非常に厳しい制裁が発動されてしまいました。同社製品の3分の1のパーツは、Qualcomm(クアルコム)やIntel(インテル)といった米国企業からの供給に依存しており、それがストップしてしまえば、これはもう大変なことに。

すでに同社のオンラインストアでは、すべての製品の販売を停止しています。おまけに、販売ルートとして有名なAlibaba Group(アリババ・グループ)のeコマースサイト、Taobao(タオバオ)でも、やはりアップデートのサインが出たまま一切の注文がストップしています。本社がある中国の深圳市では、暇を持て余した社員たちの姿まで見受けられるんだとか。

たとえ米国企業から部品供給が受けられなくなっても、台湾企業Mediatek(メディアテック)などから代替ルートでパーツを確保することも不可能ではありません。でも、今回の米国発の制裁措置が、もうトンでもないインパクトをもたらしてしまっていることは明らかでしょう。まさか日本のユーザーにまで、その余波がやってくるとは~。現在、ZTEは、禁輸措置の解除などを求め、全力で対応を進めているとのことですけど、このままZTEブランドが息の根を止められてしまうなんてことにだけはならないよう、今後の行方を見守るばかりでしょうかね。


Photo: 西谷茂リチャード
Source: VentureBeat

(湯木進悟)

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