WWDC 2018で発表されそうなモノまとめ

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  • author 山本勇磨
WWDC 2018で発表されそうなモノまとめ
Image: Apple

iPad Pro欲しくて、ドキドキしてる。

日本時間6月5日(火)2時のキーノートを皮切りにスタートする、Apple(アップル)の年次カンファレンスWWDC 2018。毎年このキーノートでは、新しいOSやサービスなど、Apple製品の足元を支えるソフトウェアがメインに発表されます。

一方、WWDC 2013のMac Pro以降お披露目がなかったプロダクトも、WWDC 2017で復活し、昨年はiMac ProHomePodなど、思いも寄らない新製品祭りとなりました。これまでの噂をウォッチしている所感ですが、今年もハードウェアがそれなりに出そうです。

こちらの記事では、WWDC 2018のキーノートで発表されそうなものを、ハードウェア→OS(ソフトウェア)の順にわけてまとめます。今年もギズはキーノートのようすを実況しますので、当日もぜひよろしくお願いします。

新型iPad Pro:出るのはほぼ確。あとはデザインがどうなるか

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Image: Twitter

もっとも噂が多く、ほぼ100%WWDCで発表される新製品が、新型のiPad Proです。3月のはじめに、iPad Proの量産を行なう体制が整ったとアナリストが伝え、それに追い討ちをかける形で、中国のメーカー筋がWWDCでiPad Proが発表されると報じています。

そしてデザインですよね。これに関しては100%の保証はできませんが、情報の確度で信頼できるBloombergは昨年11月の段階から、新型iPadはFace IDを搭載したiPhone Xのようなベゼルディスプレイになると予想していました。

報道された時期は、WWDCの半年以上前ということもあり、Appleが試作しているさまざまな製品の中の1つである可能性があります。しかし3月の時点でも、前述のアナリストや中国のメーカー筋は、iPad ProはFace IDを搭載した設計になると予想していることから、iPhone Xのようなベゼルレスディスプレイ搭載モデルになることに期待しても問題ないでしょう。

また、iOS 11.3のベータ版からは「iPad_Modern」などのコードが見つかっており、これは、iPhone Xの際に見つかっていた「Modern iPhone」に共通することから、Face IDの搭載を示唆しているんじゃないか?という、見解もあります。

新型MacBook:1インチおおきくなった13インチモデルが出るかも

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Image: Apple

去年のWWDCでは、MacBook ProからMacBook、MacBook Airまですべてアップデートされたので、今年もMacは無視できませんね。もしかしたらMBP 15インチに、Coffee LakeのCore i9搭載モデルが追加されるかもしれませんが、iPadに次いで噂されているのが新型MacBookのリリースです。

今年の3月に複数のソースが、13インチディスプレイのMacBookが登場すると報じていました。現行のMacBookは12インチですので少しだけ大きくなります。

このMacBookは、MacBook Airを置き換えるモデルになると言われており、999ドル(約11万円)と現行のMacBook Airと同じ価格帯になるかもしれないとのこと(現在MacBookは約14万円から)。ただし、ここらへんの情報はけっこう錯綜していて、一方で安いMacBook Airが出ると言われていたり、そのMacBook AirがRetinaディスプレイを搭載すると言われていたり、しかもそのAirは今年後半に延期されると言われたり。

加えてソースによってMacBookとMacBook Airの呼称がごっちゃになっていたりで、何が確からしいのか誰もわかっていない状況です。とにかく、今回のWWDCでは13インチサイズの新しいMacBookが出そうだと覚えておいていただけるとOKです。

AirPower/ワイヤレス充電対応AirPods

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Image: Apple


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Image: Apple

(今度こそ期待してるよ)

Mac Proのスニークピーク

Appleにしては珍しく、完全に新しいMac Proを開発していると宣言しています。ただし発売時期は2019年。今年には手に入らないものの、去年のWWDCのHomePodのように、スニークピーク(チラ見せ)としてMac Proの概要が明らかになるんじゃかなと予想しています。

iPhone SE 2は出ない

期待している人も多いと思うので言及しておきますね。iPhone SEの後継機種ですが、今回は期待しないほうがいいでしょう。まだ生産されていないという情報があり、iPhoneの部品を製造している中国系のサプライヤー筋からの音沙汰もありません。

一部でリークされているモックも本物と見受けられるものが少なく、これらはAppleの試験品あるいはフェイクだった可能性があります。リークを追っている限り、iPhoneの発表前に見受けられる噂やリークの盛り上がりもありません。


以上、ハードウェアの噂まとめでした。私は去年、安いほうのiPadを買って、iPad Proをスルーしたので、今年はiPad Proを買おうかなぁと。みなさんは何買いますか?

以下、OS・ソフトウェアの予想です。新しいOSは毎年発表されているので、各OSの新機能のまとめています。

iOS 12:安定化重視のアップデート

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Image: Apple

ホーム画面のUI変更など、予定されていた大きめアップデートが見送られ、今回は安定化に注力したOSになりそうです。とはいえ新機能がないわけではなくて、以下のようなアップデートが行なわれる噂です。

Face IDが横向きに対応:iPhone Xは縦のときしかFace IDが効かなく、たとえばスタンドで横置きしたままではロック解除ができません。iOS 12ではコレが解決されると見られています。なぜ横でもFace IDを有効にする必要があるんでしょう? ヒントは新型iPad Pro。

NFCの解放:iPhoneに搭載されたNFCは、主にApple Payに活用されていますが、このNFCタグが開発者にも解放。NFC対応の電子錠をiPhoneで開けるなど、いろんなシーンで使えるようになるかもしれません。iOS 11で公開されたNFC Coreでは、iPhoneを使ったICタグの読み書きのみに制限されていましたが、この制限が緩くなるかもしれません。

ARKit 2:iOS 11でリリースされたARKitは、今バージョン1.5ですが、iOS 12では2になるかもしれません。ARKit 2、あるいはARKit 2.0? 内容は複数人で同じAR空間を共有するマルチプレイに対応すると予想します。

macOS 10.14:マジパン

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Image: Apple

macOSも基本的に大きな変更はないようすです。しかし「Marzipan(マジパン)」は開発者にとって大きなアップデートとなるんじゃないでしょうか?

クロスプラットフォーム「Marzipan」:今年のmacOS最大のアップデートになりそうなのが、macOS/iOSのクロスプラットフォーム「Marzipan」です(Marzipanは内部向けの名前)。これによって、1つのアプリをmacOSとiOSを横断して、どちらのOSでも動かせるようになると言われています。

が、Mazipanに関してはいろいろ不明瞭なところがあり、1)そもそもmacOSとiOSを横断して起動できるアプリをユーザーに提供する仕組みではない。開発者に向けて、1つのコードでiOSアプリもmacOSアプリも実装できる新しい開発キットを公開することではないか、と指摘されてます

そしてその場合、2)今使われているmacOSアプリ開発キットのAppKitや、iOSの開発で使われているUIKitが統合されるのか、並行して生き残るのか? 今回のWWDCでMarzipanが発表されるなら、この2点が見所です。

ダークモードの追加:以前、Safariに使われているレンダリングエンジンのWebKitから、ダークモードに関するコードが発掘されました。10.14よりシステム全体をダークモードに設定できるようになると、このコードが示唆しています。

名前:OS名は何になるんでしょうかね。OS X 10.8以降、カリフォルニアの名所の名前になっていますが、High Sierraの次はMojave(モハべ)、Sequoia(セコイア)、Sonoma(ソノマ)、Ventura(ベンチュラ)あたりになるっぽいです。

watchOS 5とtvOS 12:去年の反動で今年は控えめに

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Image: Apple

watchOSについては、去年のwatchOS 4でアクティビティに関する大型アップデートが行なわれました。その反動のため、今年は新しい文字盤の追加など細かいアップデートに終わる可能性が高いと予想します。

tvOSについても新機能の噂はとくにありませんが、Appleが力を入れているオリジナル動画コンテンツについて、新作の発表があるかもしれません。SFドラマを作っているみたいですし、なにせ予算が10億ドルですからね。

Appleニュースの有料版

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Image: Apple

今年3月、Appleは雑誌の月額サブスクリプションサービス「Texture」を買い取りました。Appleが雑誌のサブスクを始めるかと思いきや、これはニュースアプリの有料版を開始するための買収であることが報じられました。ただし、サービス開始は2019年と伝えられていて、発表するには少し早い気もします。WWDCで発表される確率的は50%くらいでしょうか。

ちなみにAppleのニュースアプリは2015年の登場以降、英語圏以外の地域に対応していません。有料版もまた、日本に関係ない話になる可能性大。


冒頭でも記したとおり、ギズモードは今年もWWDCのリアルタイム更新を行ないます。英語のキーノートを見ながらテキストで翻訳していく形ですので、当日はぜひ2窓で見ていただけると編集部が喜びます。

詳細は後日、告知しますね。

【開催まであと4日】新ハードいっぱい祭りになりそうなWWDC 2018。みんなは何買う?

ワクワクしてるやつみんな友達。日本時間の6月5日午前2時から、Apple(アップル)のデベロッパー向けカンファレンスWWDC 2018のキーノート...

https://www.gizmodo.jp/2018/05/what-your-want-wwdc2018.html


Image: Twitter, Apple(1, 2, 3, 4, 5, 6
Source: AppleInsider, Economic Daily, Bloomberg, Daring Fireball, Mac Rumors, TechCrunch Japan, Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)

(山本勇磨)

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