ラップトップの新しいトレンドとなるか。
2018年6月20日、ASUS Store AkasakaにてASUS夏・秋モデルの製品発表会が行われました。台北で開催されたComputexにて発表した製品の、初国内初お披露目となります。
いろいろなラインナップが発表されましたが、もっともフォーカスされていたのはタッチパッドにディスプレイを搭載した、新しい「ZenBook Pro」シリーズでした。一体どんな触り心地なのか、そしてどんな場面で活用できるのか。気になりません?
ZenBook Pro 15

というわけで、重点的にハンズオンして参りました。「スクリーンパッド(ScreenPad)」と呼ばれる5.5インチのタッチパッドは、ディスプレイなのにちゃんとクリック感があるのが新鮮!
F6キーでモード切り替えが可能。


4種類のモードがあります。
・普通のタッチパッド
・映像や画像を映すスクリーンパッド
・セカンドディスプレイやミラーリングに使える拡張ディスプレイ
・タッチパッドOFF
普段はタッチパッドやスクリーンパッド状態でPCを操作し、作業をしていて別ウィンドウを出したいときは拡張ディスプレイが便利。
スクリーンパッドにはランチャー機能もあり、スマホのようにスワイプやタッチで操作します。アニメーションもないのでキビッと動きますね。

ランチャーの内容もカスタム可能。ランチャー自体を常時表示できるようになれば、もっとスピーディに操作できるのではと感じました。誤タッチは恐いけど。

スクリーンパッドに対応したアプリ(現状はWord、Excel、PowerPoint)使用時は、スクリーンパッド部分にショートカットが表示されます。たとえば、Wordならフォントの装飾や保存がワンタッチでできるように。これこそ、ですね。

音楽プレーヤーやSpotifyもここからアクセス可。ウィンドウを増やさなくて済むというのは良きことです。PodcastやTwitterのタイムラインも出せたら面白いかも。


本体色はZenBookのイメージカラーであるロイヤルブルーよりもやや暗い、ディープダイブブルーに。エッジ部分はダイヤモンドカットされており、手触りも良い感じです。
未知の道具を渡されたときってこういう気分なのかもしれません。現時点では、実用的なものからエンタメ体験のブーストなど、映像系タッチパッドがもたらす新体験やいかに、という感じ。ASUSはスクリーンパッドをどう使いこなすかは開発者に委ねると言っており、SDKが配布されています。この多くの可能性を秘めた5.5インチの領域を上手に活用するアプリの登場に期待したいところ。
軽量ラップトップ「ZenBook S UX391UA」
そのほかの出展製品もざっとご紹介します。


こちらは、軽さも性能も諦めないラップトップ、「ZenBook S UX391UA」。1.08Kgの軽量ボディに、4KディスプレイとCore i7-8550U、16GBのRAMを搭載しました。Surface Proのような、キーボードとディスプレイの接合部が浮いているのが特徴的なルックスです。タッチペンでの操作にも対応。
偏額縁なオールインワンPC「ASUS Zen AiO ZN242GDK」
GeForce GTX 1050搭載のオールインワンPC「ASUS Zen AiO ZN242GDK」も、参考出展されていました。ちょいと、これを見てやってください。

そう、カションと飛び出るポップアップカメラ!

カメラを収納したことで23.8型のディスプレイは全体が狭縁化され、見栄えもスッキリかつ広々と。プライバシー面も安心ですね。国内ではまだ珍しいけど、このスタイルもどんどん増えていくのかな。
持ち歩けるデスクトップ「ROG G703GI」

最後はこれです。ASUSが展開するゲーミングPCブランド「ROG(Repubric of Gaming)」ブースの一角に鎮座していた、これまた参考出展の「ROG G703GI」。最初見たときは富士通のワープロかな思いましたよ。重さ4.7Kgて。
コイツは、3Dコンテンツや映像を作っている人向けの超ハイエンドラップトップ。デスクトップPCでコンテンツ制作をしている人は、イベントなどで展示する際に自宅の環境を持って行くのが難しいとのことで、そんな人に使って欲しいとのこと。言うなれば、持ち歩けるデスクトップです。Core i9-8950HKにRAM64GB、GTX 1080の弩級スペックですからね。
今夏のASUSは、カジュアルなものから挑戦的なものまで幅広く揃えてきた印象です。なにやら傾奇者が好みそうなモノが多いような気がしなくなくもないですが、スクリーンパッドは量販店でも多いに目を引くことでしょう。これもタッチパッドの進化なのかな。
Photo: かみやまたくみ, ヤマダユウス型
Image: ASUS
Source: ASUS 日本
(ヤマダユウス型)