約250ドルの睡眠用耳栓ってどうなの?
BOSEが北米で発売したばかりの、睡眠のためだけに設計された耳栓ガジェットsleepbuds。
デモを体験して、雑音を打ち消してくれる耳栓のおかげで快眠できない夜は減りそうだし、着け心地の悪い耳栓を詰め込んでの睡眠からも解放されそうという感想を持ったAustin記者によるハンズオンです。
以前お伝えしたように、BOSEのsleepbudsはINDIEGOGOのプロジェクトとして資金を調達していました。そして、あらゆる雑音を数種類の環境音でかき消すことができる、耳栓型ホワイトノイズガジェットが開発されました。BOSEといえばノイズキャンセリング機能が有名ですが、sleepbudsにはある音を別の音で打ち消すノイズマスキングが採用されています。

BOSEのデモは、ラウンジチェアに座っている私に対して、いびきをかくパートナーやうるさいご近所、クルマの音など騒がしい環境サンプルをシミュレート。この耳栓には、眠りに就くときに遭遇しがちなそういった騒音を弱めるためにデザインされた、10種類の環境音が内蔵されています。木の葉のカサカサする音や水のせせらぎといった、望まない騒音を打ち消してくれる音です。専用アプリBose SleepにBluetooth接続してオーディオを操作できますが、音楽やポッドキャストの再生はサポートしていません。

そもそも、それらを再生するには小さすぎるのです。
sleepbudsは1セント硬貨の直径よりも小さいデバイスです。横向きの姿勢で寝るときに感じるかもしれない不快感を消すために、耳の中に納まるように設計されています。寝る前にAirPodsを耳に突っ込んで横向きに寝る身としては、そうやって耳に入れてもイラ立ちを感じず、ラウンジチェアに顔を押し付けることができて大満足でした。 3サイズが用意されているsleepbudsのイヤーチップはとても心地よく、BOSEいわく周りの音を弱めるように作られているとのこと。

1回の充電で16時間の駆動が可能で、充電ケースはUSB-Cではなくmicro-USB端子を採用。同社の最新情報によると、プロトタイプ版sleepbudsのバッカーは7月中に正式な生産モデルと交換できるとか。
今回はBOSEの関係者たちに囲まれてのハンズオンとなったAustin記者。購入したら、実際に睡眠するときに試してレビューをするそうなので、それを待つとしましょう。
Image: Gizmodo US
Source: Bose
Patrick Lucas Austin - Gizmodo US[原文]
(たもり)