中国のライドシェアサービス、「同じ性別」じゃないと乗り合えない時間を設ける

  • author 岩田リョウコ
中国のライドシェアサービス、「同じ性別」じゃないと乗り合えない時間を設ける
Image: Gettyimages

これで悲劇的な事件は防げるようになるのでしょうか。

中国の大手ライドシェアサービス Didi Chuxing(滴滴出行)は、早朝と深夜の時間帯の乗り合いサービスはドライバーと乗客は同じ性別のみに限ると発表。この改善は、21歳の女性が父親のアカウントを使ってドライバーとして車を運転していた男に殺害された事件を受けたもの

乗合いサービスでは、午前5時から6時の間と夜の10時から12時の間のみ、ドライバーと乗合の乗客はすべて同じ性別でなければいけないとのこと。5月に起こった殺人事件の後、しばらく夜10時から朝の6時まで乗合いサービスは停止されていましたが、再開にあたりこの時間帯は同じ性別のドライバー・乗客というルールが設定されました。

6月22日からは「エスコート・モード」という試運転プログラムも始まると伝えています。これは、乗客が車に乗る際にルートと目的地を緊急連絡先と共有できるサービス。Didi Chuxing(滴滴出行)は、安全対策として色々な変革をおこなっていると話しています。例えば、これまではドライバーと乗客はお互いの身体的特徴を入力できるシステムがあったのですが、削除されました。ドライバーが「足が長い」「女神のよう」などと女性の特徴を挙げていたことが判明したのも削除の理由だったようです。

また、乗客の情報とプロフィール写真は乗客自身にしか表示されないように変更。乗合いサービスのドライバーは、運転を開始する際にドライバー登録してある顔と一致するかどうかの顔認証テストをパスしないと、運転ができないようになったそうです。さらに緊急ボタンのデザインも新しくなり、安全対策を次々に増やしています。乗客にとって安心できる要素が増えて来てはいますが、なんらかの問題が起こった時の証拠を確保するために、乗客の承諾を得て車内の声を録音するという提案にはやりすぎとの声も

でも同じ性別だからって事件が起こらないわけではないですし、早朝と深夜だけに暴力やセクハラが起こるというわけではありません。卑劣な事件は場所も人も時間も選ばないものです。完全に防ぐための対策を作るというのは難しいのかもしれませんね。



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Source: ReutersDiDi

Melanie Ehrenkranz - Gizmodo US[原文
(岩田リョウコ)

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