空飛ぶモビリティ社会にまた一歩前進?
ドローン大国に急成長した中国では、人をのせて飛ぶドローンがもう実用レベルに仕上がっています。こちらは行きたい場所まで勝手に飛んでくれる“空飛ぶタクシー”としての需要が見込まれているのですが、アメリカではちょっとアソビゴコロが詰まった小型水上飛行機が作られていました。
それがKitty Hawk社の、おひとり様用電動飛行機「Flyer」。10枚のプロペラを持つドローンのような形で、機体は2.4×3.9mの小型サイズです。実は1年ほど前に一度試作品を公開しており、今回の発表ではデザインがシンプルかつ洗練されたものに変わりました。

底面が水上機のようになっており水上でしか飛行できないのですが、水上スキーなどのマリンスポーツとして楽しめそうですね。
Flyerは高度1~3mを、初心者には時速32kmで飛ぶよう設定されています。また2本のジョイスティックのみで操作できるそうので、1時間トレーニングすればだれでも乗りこなせるようになるみたいです。そんな簡単に操縦できちゃう世の中になってきたんですね。
リチウムポリマー電池をフル充電すれば、10~20分ほど飛ぶように設定されています。電動なのでモーター音は比較的静か(Flyer公式ページには「15mほど離れていれば芝刈り機くらいの音量」と非常にアメリカらしい表現がされています)。
現時点では水上飛行のみですが、将来的には通勤なんかに使う自家用機として、一人一台持つような時代がくるのかもしれません。新しい趣味として一台欲しいなぁ。