大人が本気を出すとこうなる良い例。
映画『エイリアン:コヴェナント』の撮影現場を訪れたり、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督のお宝倉庫にお邪魔したりと、羨ましい現場を訪問しまくるTestedのアダム・サヴェッジさん。
彼は工業デザイナーやアーティストという顔も持ち、物作りに対する技術や情熱を人一倍持ち合わせた、多才で愛すべきオタクなオジ様なのです。
そんなアダムさんが、玩具のライフル「NERF ライバル ネメシス Rival Nemesis MXVII-10K」を魔改造し、1000発の弾を撃てる凶悪なナーフ・ブラスターを降臨させてしましました。
弓なりに反った巨大マガジンがなんとも美しいですね。赤と黄色のコントラストもナイスで、バイポッドとレーザーサイトまで追加して本格仕様に!
これは「ワン・デイ・ビルド」という1日で何かを作るシリーズ。オリジナルのNERFライバルはすでに100発を撃てるのに、それを10倍にするなんて最高すぎます。
最初は1000発の弾がどれくらいのボリュームになるのか、発泡スチロール板で箱を仮組みし、それを曲線を描くV型ダブル・マガジンにしようと試行錯誤を繰り返します。
ひとつ目のマガジンが出来たどころで1000発を装填してみると……? あら全部収まっちゃいましたよ? ということで、急遽シングル・マガジンに予定変更。ひとつ目は質より速度重視で即席でしたが、丁寧に作ったふたつ目を仕上げるアダムさん。
失敗しても良いよう常に同じものを2~3個同時に作り、上手く行ったときこそ何かが不足しているだろうと疑う姿勢は、長年の経験から学んだクセなのでしょう。
最後はプラモデルなどの余ったパーツを装飾に使う「キット・バッシング」と塗装を施し、レーザーサイト用の台座とマガジンのフタを自作して完成です。
3匹の恐竜相手に試し撃ちするのは超絶に楽しそうですが、重いようで腕が疲れるとのこと。それでも心の底から楽しまれたようですね。
全部撃つのに何分かかるんだろう。
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Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(岡本玄介)