One more thing……。Shoes!
シリコンバレー。そこはイノベーションの聖地。数々のITスタートアップが巣立ち、世界に驚きの嵐を巻き起こしてきました。が、今やそれは過去の話。シリコンバレーはもはやイノベーションが生まれる地ではなく、ただシリコンバレー発=イノベーションみたいな空気があるだけなんだとか。
たとえば配車アプリのLyft(リフト)はLyftシャトルなる「イノベーション」をテストしてますが、それただのバスだし。進出鬼没なプライベート空間で歌える「イノベーション」? それただのテントだし。シリコンバレーってだけで、イノベーティブ感だしてくんなという声があがるなか、懲りずにでてきたのがこれ。シリコンバレー発の靴。

開業資金56万ドルを調達したベンチャー起業Atoms。共同創設者はWaqas&Sidra Ali夫婦。彼らいわく、Atomsは「履き物体験をモダンにした」サービスなのだといいます。何がモダンでイノベーティブかといえば、ユーザーが靴を注文した場合、サイズ1/4違い(サイズ7、7.25、7.5)の3足プラス靴下が送られてきて、ぴったりな1足を手元に残しあとは送り返せるというところ。
靴のデザインはとてもシンプルで真っ黒or真っ白、または黒に白ソール。ロゴはなし。それで、お値段が1足179ドル(約1万8000円)…。えー!
ネタ元のTechCrunchが、このAtomsを紹介する記事を公開したところ、Twitter民から失笑がおきています。
lol atoms basically took that one shoe everyone buys from zara and made it a company https://t.co/nABOlajnHi
— Ann-Marie Alcántara (@itstheannmarie) June 14, 2018
「Zaraで1番売れてる靴持ってきて、会社にしただけでは」
Is this.... branded content... or what? https://t.co/UlFqXLUa8c
— Aram Zucker-Scharff (@Chronotope) 2018年6月15日
「これは、広告記事なのか?」
Summer of Scam: basic black sneakers, but $179 because Silicon Valley https://t.co/uawxxN8xt9
— Tom Gara (@tomgara) 2018年6月14日
「めちゃ普通の黒いスニーカーなのに、シリコンバレーってだけで179ドルという」
シリコンバレーという響きの魔法は、いつまで続くのでしょう…。
Image: Vimeo
Source: TechCrunch
Tom McKay - Gizmodo US[原文]
(そうこ)