SONY DSC-RX100M6ハンズオン:スマホで撮るの?ここまで寄れるコンデジがあるのに

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  • author かみやまたくみ
SONY DSC-RX100M6ハンズオン:スマホで撮るの?ここまで寄れるコンデジがあるのに
Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US

カメラならではの価値はズームにある?

先日ソニーが発表した「DSC-RX100M6」は、ポケットサイズで重量300gで焦点距離24–200mmのズームレンズを搭載したコンデジ。いつも持ち歩きたいコンデジに、スマートフォンカメラがまだ到達していないレベルの望遠性能を盛ってきた形です。さっそく触ってきた米GizmodoのPatrick Lucas Austinにはばっちり刺さったようですよ。


光学ズームのようなカメラ機能を謳うスマートフォンのおかげで、以前にも増してカメラはいらない子状態。でも、コンデジとして評価の高いソニーのRX100シリーズの最新機「DCS-RX100M6(以下M6)」を数時間使ってみて、コンデジの居場所はまだこの世界にあるんだって気づかされました。M6のような1,200ドル(訳注:日本では市場想定価格14万円…)のコンデジはとりわけ。適切な性能のコンデジを持ち歩き、スマホでは撮れない写真を撮る。これがコンデジが歩む次なる道なのです。

M6の見た目は以前のモデルとそっくりですが、内部は再デザインされています。レンズは35mm換算で24–200mm f値2.8–4.5光学8倍ズームできるというからすさまじい話です。前モデルのDSC-RX100M5(以下M5)と比べると、そちらのレンズは35mm換算で24–70mm f値1.8–2.8 2.9倍光学ズーム。ズームでは圧勝ですね。

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Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US

レンズ構成は12群15枚。レンズの枚数は画質を示しているわけではありませんが、非球面レンズは球面レンズより高価で、歪みをもっと補正してくれます。高倍率で捉えるべき距離でも、8枚の非球面レンズを使ってピントを合わせます。このレンズに有効画素数約2010万画素のセンサーが組み合わさっているので、被写体と距離があるというのはささいな問題になっています。

高倍率でズームすると偽色に悩まされますが、M6は2枚の低分散レンズによって色収差を低減しています。

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Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US

光学2倍ズームのiPhone Xと光学8倍ズームのM6を比べるのは、懐中電灯と車のハイビームを比べるようなもの。ソニーは最高のカメラはポケットの中に入るカメラだと言っていますが、これは名言です。「1ミリも動かずにどれほど近くまで寄って撮れる」という価値を考え直してみることになるでしょう。

2時間ほどM6をぶらさげて街中をぶらついてみたんですが、コンデジって本当に便利なんです。ちょっとキツかったですけど、ジーンズの尻ポケットに収まりましたし、55–200mmのズームレンズをつけたミラーレス一眼α6000よりも持ち歩いてて気になりません。

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iPhone Xの光学2倍ズームで撮った写真 Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US
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M6だとここまで寄れる Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US
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iPhone Xの光学2倍ズームで撮影 Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US
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M6の光学8倍ズームで撮影 Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US

M6の性能は予想通りすばらしいものでした。オートフォーカスは一瞬です。LCDモニターはタッチ操作対応で、タッチフォーカスとタッチシャッター機能が使えます。ポップアップ式のビューファインダーのおかげでポケットの中にも収まります。LCDモニターは180度回転させられるのでセルフィーだって撮れます。これは前モデルから継承されたすばらしい機能ですね。ただ、撮った写真を現像してみると、連写性能にはちょっとだけ不満が残りました。

ソニーは100ドル(編注:日本では税抜1万円)のVlogger向けグリップ「VCT-SGR1」も発表しています。カメラと接続するためのMicro-USBケーブルが据え付けられていて、親指の操作で写真・動画の撮影、ズームコントロールができます。このグリップは三脚にも変形するので、日の出なんかを撮るときにも使えます。

でも、M6は完璧ではありません。f値1.8–2.8の高速なレンズを備えていた前モデル・M5と比べると、ズーム性能のためにスピードが犠牲になっています。コンデジはいつも持っていくもの。レストランやバーのような暗い場所に連れ出すこともあるはずです。そのため、人によっては過剰な望遠性能のために開放f値を下げてしまったのが正しいことなのかはわかりません。

作例まとめ

すべてM6で撮影。

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Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US
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Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US
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Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US
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Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US
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Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US
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Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US



Image: Gizmodo US

Patrick Lucas Austin - Gizmodo US[原文
(かみやまたくみ)

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