記念にとりあえず1台って感じかな。
ツートーンカラーの初代iPhoneが2017年に10周年を迎え、ボンダイブルーの初代iMacが2018年に20周年を迎えました。偶然にも同時期にメモリアルイヤーを迎えた2つの「i」の製品、それらをモチーフにしたiPhoneケースがSpigenから登場しました。
編集部がIndiegogoでポチった2個セットが届きましたので、触った所感をお届けします。
期待していた初代iPhoneモデル

「どちらかを買うとしたらこっちだなー」と思っていたのが、初代iPhoneのケースでした。自分のiPhone Xを、初代iPhoneのリバイバルモデルに変身させてくれそうな気がしたんです。

そんな期待を寄せつつ触った印象は、意外にも作りが安っぽい…という印象。写真で見るぶんにはスラっとしたアルミ筐体っぽく、イメージは初代iPhoneのそれですが、シルバーの部分はポリカーボネートです。実物を目の前にすると、マットでなければ光沢でもないモワッとした質感。手触りもまたサラサラしている感触はなく、プラッチックーって感じ。
本当の初代iPhoneのような質感を再現しているものではありません。ケースとしては丈夫でしっかりしています。
じゃあ、こっちだ、初代iMacモデル

いっぽう初代iMacのケースは作りがかなり良いです。ボンダイブルーの色味は実機と同じくグリーンが混じった絶妙なブルーカラーで、再現度はかなり高め。一時期話題になったボンダイブルーカラーのiPhoneが本当に出て欲しかった自分からすると、これは所有感が高まります。

透けて見えるAppleロゴや、部品を摸したゴツゴツのデザインも楽しく、このギミックにワクワクします。表面はポリカーボネート素材にラバー加工がされており、持ち心地もスベッとしていて気持ちいい。
でも、明日には着けていないかも

僕は普段、iPhoneにケースをつけないのでこれを言うのは不公平かもしれません。でも自分と同じように、普段はケースをつけないけど、これに限っては欲しいと思っている方も多い気がするので言いますね。
このiPhoneとiMacのケース、あまりながーく使い続けられるものではないと思いました。
最初は新鮮かつ面白いので着けていたくなるのですが、裸族を卒業してずっと着けていたい!ってほどに惚れ込むものではなかったんです。初代iPhoneのケースは初代iPhoneっぽくないし、初代iMacのケースはクオリティが高くても「初代iMacをモチーフにしたケース」なので、そのノスタルジーはだんだんと薄れ、安易なデザインのように見えてきます。
ノスタルジーって難しいですね。僕のiMacやiPhoneへの愛が足りなかったから、このケースたちの魅力を感じられなかったのかもしれませんし。難しいですね。
Photo: 山本勇磨
Source: Indiegogo
(山本勇磨)