『トップガン2』を32年間待ち続けた米軍涙目。トム・クルーズの後ろにまさかのアイツ
もやっと写ってます
Image: Tom Cruise/Twitter

『トップガン2』を32年間待ち続けた米軍涙目。トム・クルーズの後ろにまさかのアイツ

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トップガン』を見て戦闘機乗りに憧れて入隊したパイロットの間に、いま静かな衝撃が走っています…。

『トップガン』?なにそれ? というみなさまのために説明しますと、1986年公開のトム・クルーズ出世作です。舞台は米海軍戦闘機兵器学校、通称・トップガン。米軍全面協力の実機撮影のスピード感、F-14「トムキャット」艦上戦闘機を華麗に操るマーベリック(トム・クルーズ)の無双ぶりに世界中のミリオタが胸躍らせ、年間興収1位を記録しました。

映画のヒットでマーベリックになりたい人びとが殺到し、米軍パイロット入隊志願者は例年より500%も増えたというから驚きです。翌年は士官兵志願者が前年比2万人増え、うち1万6000人は海軍士官志望で、陸軍を除く空軍、海兵隊も軒並み増加となりました(海軍刊行物より)。

まぁ、『スターウォーズ』が封切りになるたびに何かを勘違いして剣道教室に彷徨いくる人びとも若干名いるぐらいですから、そりゃすさまじかっただろうと想像。

そんなこともあって、『トップガン』は米軍史上最大のプロモーショナルビデオとなって、志願兵が減る先細りの米軍は『トップガン2』の神風を今か今かと待ち望んでいたのです。32年も。

ところがトム・クルーズがクランクイン初日にサンディエゴのノースアイランド海軍航空基地の撮影現場から発表した、ティザー画像「Day 1」に写っていたのはまさかの…

F/A-18F スーパーホーネット

わくわく胸躍らせて画像を開いた米軍パイロットが全力で萎え、「なんで(最新鋭の)F-35Cじゃないんだ!」、「『トップガン』が流行ってた90年代からある戦闘機ではないか」、「遅すぎる」、「いつの時代のヘルメットだ」と、ものすごい数の反響がネットにあがっているのです。

たとえばこちらは米空軍のツイート。

「マーベリック、スピードが本気で要るんならうちのF-15Eでしょ! 時速1,875マイル(約3,018㎞/h)出るよ」 - 米空軍

米海軍も黙っていません。こうやり返しました。

「所詮は2位」

米海兵隊も「艦上離陸できないし」と横からひっそり援護射撃。すると空軍も負けじと…

「空中給油できるのに何が悲しくて空母発艦なんだ」 - 米空軍

…とやり返して「2位って何の話だよ、スコアボード見てみろ」と言ってみたり、延々と続いていますよ。

米軍史上最高プライス(1機あたり約100億円前後)で最新鋭機のロッキードマーティン社F-35が主役見送りで、1999年から配備されている仇敵ボーイング社のF/A-18Fホーネットが主役というのはかなりの衝撃のようで、いろいろ理由が取り沙汰されています。

一番有力なのは「複座じゃないと映画が成り立たないから」という説。どうしてもF-35で見たい人からは「トム様が乗る複座作ってしまえ」という声もあがっていてなんかもう本当にできてしまいそうな勢いです。

ホーネットはあと30年現役というもあります。ここで『トップガン』の浮力を得たら本当に私らが死ぬまで空を飛んでそうですね。映画『トップガン2』は来年7月公開予定。

追記(2018年6月3日): 編集部の不手際により、F/A-18Fが運用開始した年を「1983年運用開始」と誤った情報を掲載しておりました。正しくは「1999年から配備」されており、該当箇所の記述は修正いたしました。大変失礼しました。


Image: Tom Cruise/Twitter
Source: Wikipedia(1, 2

(satomi)

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