そりゃバレるでしょ。盗んだAmazonギフトを自分のアカウントに登録しちゃった男が逮捕

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  • author 塚本 紺
そりゃバレるでしょ。盗んだAmazonギフトを自分のアカウントに登録しちゃった男が逮捕

詰めが甘いとはまさにこのこと...

アメリカ、ケンタッキー州の男性に対して先日、懲役18カ月の判決が下されました。司法省のプレスリリースによると、オンライン調査会社IntelliSurveyの従業員であったこの男は、仕事上の立場を利用してなんと50万ドル(5000万円強ほど)分の未使用Amazonギフトカード・データを盗んだとのことです。

リリースによると、判決を下された男性Thomas Scott Taylorは38歳。保護されたコンピューターに対する承認されていないアクセスに対して有罪を認め、重罪判決を受け取りました。

地元警察とシークレットサービスが両方捜査に参加したこの事件ですが、どうもTaylorはIntelliSurveyが購入したギフトカードのうち、未使用のもののデータベースがあることを知ったようです。調査に参加してくれた参加者にお礼としてプレゼントするためのギフトカードを、調査会社は大量に持っているものですから。

そして、そのカードの情報を自分の利益のために利用した...という聞こえは現代のデジタル盗難なのですが、なんともお粗末なのは、彼は自分のAmazonアカウントでそのままギフトカードを登録して使っていたという点。

自分が欲しい商品や、転売するための商品をAmazonで何千点も注文したようです。しかし、さらに驚いてしまうのはTaylorはこの窃盗行為を6年近くも続けていたという点です。

Taylorは業務上の権限を悪用して保護されたデータベースにアクセスし、自分の利益のために利用したことを認めました。IntelliSurveyはアンケート参加者に渡すためのAmazonギフトカードを一定数保持しており、また参加者の中にはギフトカードの利用をできずにいる人達がいることも知っていました。

彼はこれらの未使用のギフトカードを特定し、自分の個人のAmazonアカウントで利用しました。2011年12月16日から2017年8月8日までの間に違法に盗んだAmazonギフトカードの金額は合計で49万2689.59ドル。Amazonでは3300もの商品を転売、もしくは個人利用のために購入したとのこと。

ケンタッキー州のLexington Herald Leaderによると、すでに約20万2000ドルを返金しており、元雇用主と両親に対して法廷で謝罪を行ったとのことです。裁判官に対し、お金目的で行ったことであり、その一部はファンタジー・スポーツという賭けゲームの資金だったようです。

地方裁判所判事のJoseph M. HoodはTaylorに対して「なぜ足を踏み外すようなことになったのか」と質問したところ、Taylorは「自分の人生を良くできるチャンスだと思いました」と答えました。また、ギャンブルの問題を抱えており、特にファンタジー・スポーツの問題を抱えていると言及しました。

IntelliSurveyに返金するために彼が売る・現金化するように裁判所から命じられた物には46万5000ドルの価値がついた自宅、定年退職後のための貯金、銀行口座、投資信託、の他にも64インチのプラズマTV、ワイヤレスのホームシアター・プロジェクターなどが含まれると Herald Leaderは報じています。返金されるのであれば比較的やさしい求刑でも良い、との姿勢を見せていたとのこと。

ギフトカード関連の窃盗は近年増えている犯罪です。つい数週間前にはアメリカとインドにおいて、税務署職員や移民局局員に成りすまして電話で現金やギフトカード、プリペイドカードといった形でお金をだまし取ったとして10人以上が実刑判決を受けています


source: Department of Justice
Tom McKay - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)

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