尖った部分はなく、それを許せるプライス。
サウンドバーの導入による音質環境の変化は、あなどれません。テレビのスピーカーで聞いていた音をピクセルアートとするなら、それが一瞬にしてPS3くらいの3DCGグラフィックになったような、それくらいのアップグレード感があります。今、サウンドバーをお使いの人も、初めて彼を家に招いた時は「こんなに変わるのか!」と震えませんでしたか?
そんなサウンドバーの世界もピンキリで、アンダー1万円でも良い仕事してくれるモノも結構あります。今回はTaoTronicsから本日より販売開始のサウンドバー「TT-SK019」を使ってみたので、その所感をお届けしましょう。お値段はPS4ソフトと同じくらいの、7,999円。うむ、お安い。

前面と上部にメッシュがあり、前面部分には傾斜がついています。中央の液晶画面には音量や接続端子の種類などが表示され、見た目にもステータスが分かりやすい。付属パーツを使っての壁掛けもイケますよ。
横幅は101cmと、この価格帯にしてはわりかし大きめなんですよね。でもその分、横への広がりはかなりのモノ。サウンドバーの正面1.5〜2mほどで視聴してみると、その広がり方が体感できます。サウンドバーってあんまり大きいとテレビボードからはみ出ることもあるので、導入する場合は101cm分のスペースは確保しておきましょう。
さて音質ですが、ザ・並です。女性ボーカルのアニメOP、映画のクライマックスシーン、『ガールズ&パンツァー 劇場版』の砲撃音なども、フツーに鳴らしてくれます。ことさら『低音がジリジリ来る!」とかはありません。ありませんが、サウンド体験そのものが1、2ステージ上がった感はあります。フルレンジスピーカーとウーファーを二基ずつ搭載で、サブウーファーは非搭載ですから、バランスの良さと豊かな音場で攻めてくるワケですよ。

「TT-SK019」は、RCAケーブル、光デジタルケーブル、同軸ケーブル、それからBluetoothの4種類の接続が可能。有線接続の種類は使っているテレビによって選択し、Bluetooth接続はスマホやタブレットなどを繋いで音楽を楽しめます。

接続の切り替えもリモコン側で簡単操作。あと、サウンドバーって液晶画面が無いものも多いじゃないですか。音量くらいしか触るところはないからなくても良いんですけど、あったらあったで便利なのも事実でした。地上波、Netflix、YouTubeなどを渡り歩いてると、音量を調整する必要もそれなりにあるので、そうした時に数値で見えると便利。

総じて、アレもコレも鳴らして良しな優等生バーという感触です。映画館のような重厚な低音を求めると物足りなく感じるでしょうけど、「もっと良い音でテレビの音を聞きたい」目的なら、満足いただけるかと。そこはコスパも関わってくるところですしね。ゴリッゴリの低音が欲しいなら、サブウーファーのあるサウンドバーに絞った方が賢明でしょう。

わが家の32インチテレビだとサウンドバーの方が長くなって収まりがイマイチでして、そのあたりのサイズ感は購入前に確認をした方がいいでしょう。
それでも、サウンドバーデビューにも良いコスパだと思います!
ご紹介したTaoTronicsのサウンドバー「TT-SK019」は、販売開始を記念して2018年7月29日まで1,500円オフのセールを開催中です! 以下のAmazon販売ページにて先着200台限定でクーポンが配布されていますよ。
なお、以下の表示価格は執筆現在のもの。変更の可能性もありますので販売ページご確認ください。
7,999円(200台限定で表示価格より1,500円オフクーポンを配付中:200台限定:7月29日まで)
Photo: ヤマダユウス型
Source: Amazon.co.jp
(ヤマダユウス型)