セロリで骨折。映画の音効さんによるユニークな音作り

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  • author 岡本玄介
セロリで骨折。映画の音効さんによるユニークな音作り
Image: INSIDER/YouTube

オッサンがハイヒールを履くのも大事な仕事です。

映像作品を縁の下で支えているのは、何も監督とカメラマンと編集さんだけはありません。映像に合うリアルな効果音を創りだす音響効果、すなわち音効さんも大事なお仕事です。

有名なのは、大量の小豆をザルの上で揺らして作る波の音や、カップ状のもので床を叩いて作る馬のひづめの音など、劇中で聞こえる音は人の手によって人工的に作られ、録られているんです。

一体ハリウッドにいる音効さんたちは、どんな姿で効果音を作っているのでしょうか?

Video: INSIDER/YouTube

馬の走る音は、不朽の名作コメディー映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』にて、低予算なのを逆手に取って役者がココナッツの殻でマネをしていたアレです。ハリウッドではもっとこだわり、本物のひづめと手綱と革ベルトの音を重ねてリアルに乗馬っぽい音を再現します。

そして骨折音は、数本束ねたセロリを一気にへし折るんですね。また乾燥したペンネを数本、歯で噛み潰すのもOK。こちらは乾いた音がします。また迫力満点の最後のアフレコは、効果音とはちょっと違いますが、「オートマティック・ダイアログ・リプレースメント」というれっきとした音入れの技術です。

映画を見ているときに効果音を気にする機会ってなかなかないかもしれません。ですがこれからは映画を見るたびに、音効さんの創意工夫に思いを馳せてみるのも面白いかなと思います。


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岡本玄介

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