テクノロジーと音楽の祭典「INNOVATION WORLD FESTA 2018」にギズモードが参加! 川田十夢さんからのコメントも

  • author 編集部
テクノロジーと音楽の祭典「INNOVATION WORLD FESTA 2018」にギズモードが参加! 川田十夢さんからのコメントも
Image: INNOVATION WORLD FESTA 2018

「具体的」な体験が待ってます。

ギズモード読者であれば、知っている方も知らない方も大注目のテクノロジーと音楽の祭典「INNOVATION WORLD FESTA 2018」、略してイノフェスが2018年9月29・30日に六本木ヒルズで開催されます。そのメディアパートナーにギズモードが参加することが決定しました。

このイノフェスは、AR三兄弟長男の川田十夢さんがナビゲーターを務めるJ-WAVEのラジオ番組「INNOVATION WORLD」から派生したリアルイベント。この番組は多様な分野のイノベーターを発掘する内容で、毎回さまざまなゲストが登場しています。そのイノベーターのちからを集めたら何ができるのか!?というところから、テクノロジーをリスナーや一般の人々に楽しんでもらおうというのがイノフェスです。

参加陣はめちゃくちゃ豪華

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Image: INNOVATION WORLD FESTA 2018

フェスという名前がついているだけあって、参加陣はめちゃくちゃ豪華。

ナビゲーター:AR三兄弟長男の川田十夢さん/開発者。AR技術(拡張現実)を使い現実を拡張しているユニット「AR三兄弟」の長男。


ミュージックプロデューサー:VERBALさん/m-floのMCでありながら、音楽プロデューサー、デザイナーなど活動は多岐にわたる


テクノロジープロデューサー:落合陽一さん/メディアアーティストで、筑波大学助教も務める

その他にも数多くのゲストが参加予定です。全部Boldで黒塗りになるくらい、豪華です。

ギズは何するの?

で、ギズはメディアパートナーとしてなにかするの?というところなんですが、当日はギズの動画番組「GIZMODO TV」の特別編として、29日の終演後に行なわれる落合陽一アフタートークショーネット生配信します。 このコンテンツ、会場ではVIPチケットを持った人しか聞くことができないもの。ネットではGIZMODO TV独占なので要チェックです。

そして今回、イノフェスのナビゲーターを務める川田十夢さんにイノフェスの楽しみ方などなど、ちょろっとお話を伺いました。


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Photo: ギズモード・ジャパン

イノフェスはいろんなきっかけになってる

──イノフェスは「イノベーション」と「音楽」がテーマですが、このイベントによって両分野はお互いにどういった作用をもたらすと思いますか?

僕らはこれまでにも、いろんなアーティストとプロジェクトをやってきました。しかし、「テクノロジーと音楽の融合」を届ける、という前提で新しいバンドを組むようにステージを一緒に作る機会はそんなに多くありません。やっぱりアーティストと開発者が会話して、そういうところからステージを作ってるのはひとつ特徴かもしれないです。

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Image: INNOVATION WORLD FESTA 2018
イノフェスではASIAN KUNG-FU GENERATIONとAR三兄弟のステージも!

──スポーツ選手や宇宙飛行士の方がイノベーターとして参加陣に名を連ねているのが気になったのですが、今回のイノフェスにはどのような関わりかたをしてくるのでしょうか?

イノベーターと一言で言ってもいろんなジャンルの人がいますよね。ビジネスの人もいれば、スポーツで結果を残している人、普通に開発の能力がすごい人もいます。しかしそれぞれのジャンルのイノベーター同士が会話をする機会はあまりないんですよね。

イノフェスでは、なにかを開拓してきた人たちがそれぞれの経験値を持ち寄って、それぞれの生活の地続きで見えていることであったり、お互いの視点からさらにつぎの段階の会話をしよう、というところも見所だと思います。


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Image: INNOVATION WORLD FESTA 2018
9月29日に参加するイノベーター陣

またイノフェスのベースがラジオプログラムなので、ちゃんと会話として、放送として耐えうるものを届けるってのは面白いかなと思います。将棋の羽生さんと落合くんが会話するのとか普通にテレビで見たいですよね。そういうイノベーター同士の会話が聴けるっていうのも一つの魅力かなと。同じ場所に一度に集まることでいろんなパワーがみなぎるんじゃないかなと思います。

──そういったところからまた新しいプロジェクトが生まれる可能性もあるのでしょうか?

イノフェスでは、日テレの土屋さんという方が毎回出てるんですけど、初回の筑波でやったときのイノフェスにもいらっしゃっていろんなブースを見て回ったんです。2年前は去年ほど盛り上がってなかったVRとかが展示されてあり、それを土屋さんは自分なりにキャッチアップして、2014年の東京をVRで可視化しようというプロジェクトをライゾマとやったり。そういういろんなきっかけになってるのは間違いなくて。それはお客さんも勝手に持ち帰ってくれればいいかなって思います。

具体的なヒントとともに、豊かなものをちゃんと提供する

──今年のイノフェスでは裏テーマといったようなものはあるのでしょうか?

僕は今年3回目で番組のMCとかもやっています。イノフェスはラジオがスタートになっているプロジェクトですが、ラジオってのは敷居が高くないもので誰でも聴けるというところに魅力があります。なのでイノフェス自体もそんなに敷居を上げたくなくて。だれでも接続できる入口があって、楽しめることができるということをトータル的に伝えたいです。

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Image: INNOVATION WORLD FESTA 2018
異色の組み合わせだ…!

僕がキャスティングもやってるんですよ。僕が思う今の時代で面白い人を本当にちゃんと呼んでるんで、雑誌を読むみたいな感じになるんでしょうし、逆にテキストにはできない内容になるかなって思います。

ある時期までイノベーションとかイノベーターって本当にキラキラしたものをキラキラしたまま見せればよかったんですよ。でもいまってどっちかっていうと現実で何ができるのかというところに重きがおかれていますよね。なのでテクノロジーやイノベーションで何ができるのかっていうのと同時に、美しいものやエンターテイメントと一緒に見せないと、やっぱりもうついてこないんですよね。そんな中で、ちゃんと自分たちがこうできるかもしれないっていう具体的なヒントとともに、豊かなものをちゃんと提供するっていうのを意識的にやろうとは思っています。やっぱりイノベーションのタネは具体的なやつを見せたいですね。それが裏テーマかもしれないです。

かつてのメディアアートはもう通用しない

──「具体的」なところだと体験型のコンテンツが多いと思いますが、ギズの読者が見るべきコンテンツを教えてください。

VRってもう出尽くしたじゃないですか。もうみんな飽きて来てて、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)も疲れちゃうし、前の人の汗が気になるしっていう負の要素も出尽くした。でも、専門にVRをやり続けている人たちからすると、ちゃんと次の一手が具体的にあるんです。ただ360度体験をする意味でのVRは一旦流行ったけど、現在進行形のプロトタイプだってある。VTuberっていう流れも出てきているし、次どうすればいいのっていうのは専門家がちゃんと考えています。

ARについても全く同じことが言えて、今回でいうとZAPPALLASさんというところと作った最新のARのプロトタイプを展示しているブースがアリーナにあります。そこではARKit 2(AppleのARフレームワーク)を先行して使って、運命を可視化する仕組みを用意してます。ARKit 2がiOSで使えるようになるアップデートが9月・10月って言われてますけど、流行してから触れるのではなく、新たな流行の発火点になりそうな技術にアップデート前から触れておくのは大切なことだと思います。

もう嘘の提案とかいやじゃないですか。これできないじゃんっていうのをみせてもしょうがなくて、できてるよっていうのをちゃんと実働してるデモで見せたいなっていう。

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Image: INNOVATION WORLD FESTA 2018
2017年のイノフェスで出展されていたテクノロジー。

今の時代、かつてのメディアアートはもう通用しないんですよね。だってスマホで起きてることのほうがすごいんだもん。普通に同時間的にいろんな人が思っていることをただ可視化しているTwitterでさえ一部の、ある時代のメディアアートは超えてしまっているから。それでどうするのかっていう。あらゆる時代ごと、節目ごと、時代感とともにみんなが抱いている生活感と地続きでさらに次はどうなっていくのかって言うのを見せないと、かつてのSFっぽいものを見せてもそれは焼き直しなんですよね。

それはイノフェスもそうだし、AR三兄弟的にも思うのは今までのテクノロジーとかアートの見せ方って真新しい上履きを見せびらかしてるようなもんなんですよ。すでに浸透しててみんなが使い込んでるテクノロジーだけど、次はどうなるのってのをみせないといけないんだろうなっていうのがあるんで。それは意識してますね。

──では最後に、川田さんが個人的に注目しているイノベーションはなんですか?

GoogleのTangoプロジェクトが一時期流行りましたが、もう終わっちゃいましたよね。でもあれが示したことはそんなに嘘じゃなくて。1年後は無理かもしれないけど、3年後はああいう風になりますよ。

どれに注目しているというよりは、ちょうど10年くらい前のSF映画はスマートフォンにARとして持ち込めるなって、面白いと思ってたりとか、そういう見方かもしれないですね。ちょうど10年前ですよね。

たとえば映画『20世紀少年』をSF目線、VFX目線で見ると、ちょうどあの頃に使われてたものとかがスマホでレンダリングできるようになってるから非常に面白いですよね。『20世紀少年』の中にはともだちワールドっていうのがあって、かつてのともだちが描いていたバーチャルな世界、昭和何年かの世界に入り込むっていう描写があるんですけど。まさにポリゴンの描写でポリゴンになったケンジがいるんです。この10年前の技法がいまちょうど使えるなって感じですかね。

3、4年後はあたりまえになると思います。こういうことが起こった後に、どんな楽しみが僕らに待ってるのかっていうのを普段から考えていますね。


最後に重要なことを言い忘れておりました…。本日の22時から放送予定のJ-WAVEラジオ番組「INNOVATION WORLD」にギズ編集長の鈴木が出演します! 今回のイベントの告知をしますので、チェックしてくださいね。


修正(2018年7月22日 15:43)一部、記事を修正しました。


Photo: ギズモード・ジャパン
Image: INNOVATION WORLD FESTA 2018
Source: INNOVATION WORLD FESTA 2018

(ギズモード・ジャパン編集部)

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