天井こそスマートスピーカーのベストな設置場所:アレクサ対応の煙探知機レビュー

  • 10,252

  • author Kaori Myatt
天井こそスマートスピーカーのベストな設置場所:アレクサ対応の煙探知機レビュー
Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US

単なるキワモノではなかった!

音声アシスタントを搭載した煙探知機「Onelink Safe and Sound」。煙探知機にスピーカーのみならず音声アシスタントを搭載するというアイデア。せっかく天井に取り付けるのだからスピーカーも取り付けて音を上からシャワーのように浴びてしまえ、しかも音声で「アレクサ」に楽曲の選択も頼もうという着眼点はさすが合理主義的なアメリカ発の製品です。Safe and Soundは英語の慣用句で「異常なし」という意味。安全とサウンドをひっかけたこのネーミングはなかなかのものですね。

以下、米GizmodoのPatrick Lucas Austinのレビューです。


アレクサ対応煙探知機「Onelink Safe & Sound」

ni4nu4hkwp4v3imvuczc
Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US

これは何?:スピーカー内蔵・アレクサ対応の、煙・一酸化炭素アラーム。

価格:250ドル

好きなところ:アレクサに対応し、複数の音楽ストリーミングサービスに対応しているところ。また、音量も十分なところ。

好きじゃないところ:設置場所に固定されてしまい、設置も大変なこと。あと高い。

今やひとつのデバイスにいろんな機能がついているのって当たり前になってきてますよね。

ゲーム機で音楽をストリーミングするとか、スマートウォッチでテキスト通知を確認するとか、ムード作りに欠かせない電球は、今や逆居留守環境を作り出し、空き巣を煙に巻くためにも使用することができるようになっていますね。

そんな多才能弁なデバイスのひとつ、Onelink Safe and Soundは(「異常なし」の慣用句とサウンドをかけた)ネーミングもさることながら、スピーカーと音声アシスタントを内蔵し、音楽を楽しみつつ、煙だけでなく一酸化炭素まで検出しちゃうすぐれもの。近未来機器として描かれていたコネクテッドデバイスはどんどん身近になってきています。ボイスアシスタントやスマートウォッチ、天井スピーカーは贅沢品ですが、煙探知機は一家に一台備えたいものですね(訳者注:欧州では煙探知機の設置が義務付けられている国もあります)。それにどれだけ投資できるかはまた別問題ですが...。

Onelink Safe and Soundは煙と一酸化炭素を探知するアラームでありながら、内蔵スピーカーにはアレクサの音声アシスタントまでついています。普通の煙探知機よりもちょっと大きいサイズになっちゃいますが、ナイトライト機能の便利さに気づかされたら、その大きさはもはや気になりません。

また、スマートな煙探知機というだけではありません。ネットを介して通知を送れるRoostの煙探知機用電池とNest Protectの煙・一酸化炭素探知アラームを組み合わせています。いずれもスマホアプリで火災を通知する機能を備えていますが、Nestには音声アシスタント機能や音楽のプレイバック機能はなく、実際の火災時にせっかくのアラームが意図せず無効になってしまうのを防ぐためにジェスチャーでアラームを消す機能が無効になっています。

「天井に置くスマートスピーカー」としてすばらしい

Onelinkの設置は他の通常の煙探知機の設置となんら変わりません。今ついている探知機を取り外してOnelinkをはめるだけ。きちんと取り付けされていないとOnelinkは警告音を定期的に発信するため、じっくりと慎重に取り付ける必要があります。取り付け板をしっかりと締めるのに手間がかかったために筆者が完全に取り付けを完了し動作を確認するまで1時間以上はかかっていますが、Onelinkを一度天井に取り付けてしまえば、すぐに部屋の内装と一体化して、その存在を忘れさせてくれます。

天井という位置が功を奏して、デスク置きのスピーカーと比較すると低音の響きが格段によい感じがします。音響クオリティを劣化させる遮蔽物がないためか、Onelinkが頭上から鳴り響くと、音は神がかっているようにすら感じます。Onelinkには、筆者が使用しているGoogle Homeのような気に障るようなうるささもありません。HomePodとも肩を並べるクオリティ。少ない音響でもアパート全体に十分なアンビエンス効果が発生します。筆者のパートナーはOnelinkが音楽を流す天井の下に立って「まるでおしゃれな空港にでもいるよう」と表現しています。

天井という位置は、ボイスアシスタントコマンドもよく聞こえます。Onelinkはちょうどアパートの真ん中に設置したので、キッチンのOnelinkからもっとも離れた場所にいても、ベッドルームにいてもAmazonのEchoさながら声を聞き取り、コマンドに応答してくれました。Echoと同じく、Onelinkは Audible、Spotify、Pandoraなどの音楽ストリーミングプラットフォームに対応しています。

「アレクサ、家燃えてる?」→音楽再生スタートはやめて

ただし、アレクサのコマンドをOnelinkで火事の確認に使うのはベストではなさそう。「Alexa, Is my house on fire?(アレクサ、家燃えてる?)」ってマジで聞いたのに、Rise Againstの楽曲「House on Fire」が聞こえて来たということは、アレクサにOnelinkのステータスを認識させる必要がありそう。

180719_alexa_is_my_house_burning_3
Image: Patrick Lucas Austin/Gizmodo US

停電やネットに不具合があってもメイン機能である煙探知機の機能は損なわれません。 光電式煙探知機と電気化学式一酸化炭素探知機は正常に機能します。Onelinkは耳をつんざくアラームとアレクサのやさしい声で同時にユーザー定義された火災の発生源を 教えてくれます。またスマホのアプリにも通知が送信され、家が今まさに炎に包まれていることを親切にも知らせてくれます。筆者の家はその他のアラームとも配線接続されており、それらも同時に鳴り響くため、否が応でも寝ていたら飛び起きて外に避難を強いられる感じのうるささです。

煙探知機と音声アシスタントとスピーカーの組み合わせは便利なようでいて、設置場所に固定されてしまうのがマイナス面であることは否めません。どこにでも持っていけるAmazon Echoと違って、Onelinkは煙探知機の機能を優先しており、煙探知機の取り付けとメンテナンス要件に従う必要があります。音声アシスタント機能は二の次となるわけです。

Onelinkを取り付けたら、他の音声アシスタントデバイスはすべてこれひとつにまとめたくなる衝動にかられます。設置するのは煩わしいですが、昼寝する可能性がある部屋に一台ずつ取り付けるのがよいかなと思っています。邪魔にならず、クリアでさえぎるもののないサウンドに、音声アシスタントという付加機能がついてお得な気分です。

でも、250ドルという投資はちょっとイタイかも。普通の煙探知機は15ドル、取り付け板が15ドル、Amazon Echoが100ドルと考えると、「Onelink Safe and Sound」にそこまでの額を投資するのはちょっと気が引けるところです。

まとめ

・煙探知機とスピーカー、Amazonのアレクサ音声アシスタントの便利なマリアージュ。

・Apple HomeKitと互換性があるため、iPhoneにも対応。

・内蔵スピーカーは確かにいい感じだけど、それだけではもう誰も驚かない。

・音声アシスタントはいまや100ドル以下。煙探知機にいたっては$10で購入できるのに、この値段は高すぎ。

・ナイトライト機能は便利。



Image: Gizmodo US

Patrick Lucas Austin - Gizmodo US[原文
(Kaori Myatt)

    あわせて読みたい

    powered by

    こちらもおすすめ