勢い、すごいです。
月額制の音楽ストリーミングサービスでは、今「Spotify」が世界最大の会員を抱えています。そして、そのライバルとなるのが、Apple(アップル)の「Apple Music」。Spotifyは2011年にアメリカに上陸した一方で、Apple Musicは2015年にサービスローンチ。4年の差があったのですが、最新の報告によると、なんとアメリカでのApple Musicの登録者がSpotifyを超えたというのです。
このデータは、海外音楽系サイトのDigital Music Newsが報じたものです。それによると、アメリカではApple MusicとSpotifyの登録者数はどちらも2000万人を突破しており、Apple Musicは「ごく僅かに」Spotifyを上回ったそうです。もちろんSpotifyは有料登録者の数です。
このようなApple Musicの急成長は以前から報告されていました。今年5月には全世界で5000万ユーザーの達成が公式に発表され、さらにアメリカ国内では月間5%もユーザー数が増加しているとも報道されました。これは、Spotifyの月間2%をはるかに上回る数値。この割合から、今年の夏にはSpotifyを超えると言われていましたが、その予想がバッチリ当たった形になります。
Apple Musicの快進撃は、ハードウェアとサービスが密接に関連していることも大いに貢献しているはず。iPhoneやiPadを購入すればそれがApple Musicへの入り口になりますし、一応スマートスピーカーのHomePodもApple Musicのユーザー数増加に役立っている…はずです。
そして今後Apple Musicが「TV番組」や「デジタル雑誌」と統合されるという話もあります。ハードウェアとソフトウェアで成長したAppleが、次はサービス事業で天下を狙うのかと考えると、なかなか感慨深いものがありますね。
Image: Justin Sullivan/Getty Images News/ゲッティ イメージズ
Source: Digital Music News via MacRumros
(塚本直樹)
2018年7月9日:誤字を修正いたしました。