魔法ではなくテクノロジーです。
皆さんチェスはお好きですか? 世界的なチェス人口は6億人になると言われていますが、周りに相手がいないとなかなか「プレイしよう」ってなりませんよねぇ。オンライン対戦すれば良いっていうツッコミはなしにして、やっぱり実物のチェスって紳士ぽくていいじゃないですか?
そこでインドのスタートアップ企業が生み出したのが、磁石とモーターの力で相手の駒が魔法のように勝手に動くチェス盤「Square Off」です。
Square Offはスマートフォンのアプリとペアリングすることで、世界中のオンラインユーザーもしくはAIと対戦できるスマート・チェス。
オンラインユーザーとの対戦は、2100万人のユーザーを抱えるオンラインチェス最大手Chess.comを通して行ないます(しかしローンチはまだみたい)。もしアプリからオンラインで対戦相手が見つからなくても、20段階のレベル設定ができるAIと対戦できます。
イマドキのARではなく、敢えての実物というのがイイですね。いつもはモニターの中だけで対戦していた人たちも、昔のように木の温もりを感じながらプレイができるのです。ついでに上下と白黒が反転したナイト(馬)のロゴが秀逸です。
ではSquare Off初体験のプレイヤーたちが、プレイを通じてビックリ体験をする様子もチェックしてみてください。
実は遠く離れた友人や、家族が相手だったという小粋なサプライズが待っていました。
現在は375ドルが値下げして329ドル(約36,600円)と、チェス&ガジェット好きならアリなお値段になっています。購入はこちらより。
チェスの歴史は紀元前までさかのぼると言われていますが、科学技術と出会い、ついに自動で動くようになったのです。これほどの進化にはちょっとやそっとじゃ出会えないんじゃないでしょうか?
Image: YouTube
Source: Square Off, YouTube(1, 2), ChessBase
(岡本玄介)