車椅子×スケボー? 体を揺らすことで動き出す画期的な車椅子のデザイン

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車椅子×スケボー? 体を揺らすことで動き出す画期的な車椅子のデザイン
Image: Reto Togni/vimeo

スケボーに乗った子どもたちがやる、あの動きで進みます。

一般的に車椅子に乗って進もうとすると、自分で車輪を回さないといけません。もうそれが長い間のスタンダードでしたよね。ですがスイスでデザイン科出身のReto Togniさんが考えた新しい車椅子は、上半身を左右に揺らすと推進力を生む画期的なもの。

この「The Reagiro」は、あたかもスケボーの「チックタック」という技のように、背もたれからギアが繋がった前輪を左右に揺らすことで進むようになるのです。その動力源は人力ですが、動きはとても滑らかです。

Video: Reto Togni/vimeo

これはまだ試作品とのことですが、非常に完成度が高く、すでに特許も申請中。今後の車椅子の常識が変わりますね。

利点はいろいろありますが、やはり一番嬉しいのは両手が空くこと。左右のターンだって上半身の傾きでコントロールができるのが便利ですよね。従来の車椅子で曲がるときは、片輪もしくはブレーキレバーを握って減速させる必要がありますが、これだとその一手間がない上、速度を保つことができるのです。つまりそのときに生じる、手から肩までのストレスをなくせるわけで、極端にいうと両腕がない人でも乗ることができるってことなのです。

「The Reagiro」が現在抱えている問題はただひとつ、まだ医学的に検証されていないことなのだそうです。すでに賞を獲っていたり、いくつかの機関からサポートも得られていたりするので、ソコさえお墨付きを得られれば、製品化まで早いでしょう。ぜひとも期待したいですね。


Image: vimeo
Source: vimeo, RETO TOGNI via designboom
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

岡本玄介

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