さぁ、ARグラスの発売はいつだ?
いや待って。まだ早い。ひとまず今回のニュースを見ていきましょう。
今回のニュースを報じているReutersによりますと、Apple(アップル)はコロラド州にあるARグラス用のレンズを開発する新興企業「Akonia Holographics」を買収したとのこと。
Appleは確かにARグラスを計画している?
Akonia Holographicsは2012年に設立。ホログラフィックデータストレージ分野をメインとした企業でしたが、現在はARグラス市場に注力していたようです。買収の金額は明らかにされていませんけど、ロイターは2018年上半期頃に買収が行なわれた可能性を述べています。
さて、当のAppleはというと、小さな企業を買収することもあるけど、逐一その目的や意図は説明しないスタンス。まぁ、そりゃそうだ。でも、2013年には、Microsoft Kinectの基礎となる技術を開発した企業PrimeSenseを買収。それが結果的に、iPhone Xに搭載されたFace IDに繋がったわけですから、今回の買収によってAppleが確かにARグラスを計画していることが明らかになってきました。
これまでの噂と繋がる
とはいえ、AppleのARグラスに対するアプローチは今に始まったことではありません。
今年6月には、3D UI関連のエンジニアの募集を掲載。業務としては、ARKitやMetal 2のフレームワークを利用したARやVR(仮想現実)の開発に携わるとし、ひょっとしたらこれがARグラス開発への布石?なんて憶測も。
また、BloombergはAppleはARヘッドセットを2019年に製造開始、2020年に製品投入する。とも報じています。もちろん、Appleからはノーコメントですけど、そんな噂が飛び交う中。ここにきて、ARグラス企業の買収が判明したわけです。
繋がったぜ…点と点がよ!
と推理モノならここでクライマックス。いや、まだ落ち着こう。
iPhone Xのときのように、Appleは買収した企業のテクノロジーを積極的に使う場合もありますし、逆にそうではない場合もあるため、身を乗り出すにはまだはやい。その上で! 個人的な期待感を言語化させてもらえるのであれば!
Appleグラス? Appleレンズ?なんでもいい。僕らが想像もつかない斬新なアプローチでワクワクさせてくれ。
Source: Reuters