端末に続き、販売事業も…。
富士通が携帯電話事業の売却を決定したのが、今年の1月。なお、arrowsブランドは継続される見込みです。そして日経ビジネスOnlineの報道によれば、富士通は携帯電話の販売事業の売却を計画しているそうなのです。私も空目してしまったのですが、携帯電話の「販売」事業ですよ。
同サイトの報道によれば、富士通は完全子会社の富士通パーソナルズとしてドコモショップを全国に100店舗以上展開しています。そして売却が検討されているのは、このドコモショップなどの携帯販売事業なのです。なおこのような携帯ショップのほとんどが直営店ではなく販売代理店であることは、携帯業界に詳しい方ならすでに常識かもしれません。
そして売却先として名前が上がっているのは、どちらも携帯電話販売店を展開ているティーガイアやコネクシオなど。売却先の決定もそう遠くない時期となるようです。
富士通は2016年9月にはカーナビ事業もデンソーに売却し、2017年1月にはニフティの個人向け事業(ISP)もノジマに売却すると発表、さらに同年11月にパソコン事業を中国Lenovo(レノボ)に売却すると決定しています。
富士通といえば官公庁向け事業でも稼げるのでなんとかなっているのかもしれませんが、同社の製品やサービスに親しんでいた身としては、なんとも寂しい話題です。
Source: 日経ビジネスOnline