なにやらSF映画の人間管理デバイスみたいなヤツが登場するっぽい。
現在スマートウォッチの王者はApple Watchですが、Android PoliceによるとGoogle(グーグル)も負けじとウェアラブル機器向けに健康とフィットネスの情報を伝えてくれるAIアシスタント「Google Coach」なるものを開発中なのだそうです。
このGoogle Coachは、単純に心拍数を図ったり運動量をトラッキングするだけでなく、AIアシスタントがユーザーのデータからより健康的な生活を送るためのアドバイスをしてくれるのだとか。
たとえば、ヘルシーな食事のアイディアや外食先の提案なんかもしてくれるし、水分補給や薬の服用を促してくれたりもするそうです(すごい管理っぷり!)。しかもことあるごとに通知を送ってユーザーの邪魔をするのではなく、複数の通知をまとめて、会話のようなやりとりで送ってくれる空気の読めるサポートをしてくれるみたい。
ただ個人的に気になるのは、このAIが何を基準に健康的なサポートをしてくれるのか、ということ。私の場合、標準体重よりかなり下回っていますが、それ以上増やすと体が重くて活動に支障が出ます。経験で言うなら、今より2kgほど痩せたほうが寝起きが楽(寝ている間に自分の体重で疲れているのかも)。
この場合、AIが勝手に私を「標準体重に満たない不健康、なのにシンデレラ体重を目指している過度なダイエッター」認定したらどうなってしまうのだろうと思いました。外食先もちょっとボリューミーな場所をアドバイスされてしまうのかな。まぁ、そんな心配は杞憂に終わるのだろうと思いますが。
ちなみにこのGoogle Coachはユーザーデータをトラッキングする必要があるので「Wear OS」搭載機器が対象ですが、一部の機能はAndroid搭載スマートフォンをはじめとするその他デバイスでも登場する予定です。
Source: Android Police