前回は徒歩約1時間15分の距離でした。
小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」にものすごく近づいて撮った写真が公開されました。2週間前はリュウグウから6kmまで近づいて撮影。そして3回目のミッションで今回はなんと851mまで近づきました。これ、歩けば11分で着いちゃう距離です。
今回はリュウグウの重力を計測するために降下ミッションをおこなったそうで、この先のミッションは、リュウグウの表面にある石のサンプルを持ち帰るということです。

今回の降下ミッションでは、日本時間の8月6日午前11時にリュウグウから20kmの距離にいたはやぶさ2が、そこから段々と降下を開始しました。同日の夜8時30分には6kmまで接近し、自由落下状態に。最終的にはよく朝8時10分に851メートルまで大接近しています。そこからはスラスタを噴射して上昇し、離れていったとのことです。
今回の降下で、はやぶさ2は高度1,250mから望遠の光学航法カメラ(ONC-T)と広角の光学航法カメラ(ONC-W)で写真を2枚撮影しています。見てみると、10メートルくらいの大きさの石がゴロゴロ…。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究チームは、自由落下・自由上昇の動きをするはやぶさ2を慎重に観察しながら重力測定を行ないました。サンプル採取をするかどうかはこれから決定していくとのこと。
はやぶさ2は、2020年に地球に戻ってくる予定です。無事に石のサンプルを持ち帰ってきてほしいですね。でもリュウグウの表面、石だらけみたいなので着陸するの難しそ〜! がんばれ、はやぶさ2!
Source: JAXA Hayabusa 2 Project