ゲーマーの期待大です。
PCゲーマーにとって最も重要なパーツの1つがGPUです。「画像処理用のコンピューターの頭脳」とも言えるこのパーツの性能で、モニターに映るゲーム映像の精細さ、なめらかさが大きく違ってくるわけです。そんな重要な部品であるGPUですが、ゲーム用にパワフルなPCを自作するようなユーザーにとって、メーカーの選択肢はほぼ2つしか存在していません。 AMD(エーエムディー)とNVIDIA(エヌビディア)です。そこに飛び込んできてニュースとなっているのがCPU界の巨人Intel(インテル)。単体GPUを2020年にリリースするという発表をしています。
もちろんGPU=ゲームではなく、最近ではテスラ自動車にも組み込まれるなどその汎用性は広がっています。「インテルが2020年に単体GPUを発売」という情報だけでゲーム関連のための製品が出るとは限らないのですが、Forbesを含めて多くのメディアが「ゲーマーの期待高まる」と報じています。
インテルはCPUに内蔵のグラフィックスを開発したことはあっても、単体GPUは長年開発されてきませんでした。発表のツイートでは、なんとも壮大なプロモーション動画が展開されています。このプロモーションからも、ゲーム層にアピールしている感じがビシビシ伝わってくるんですよね。
We will set our graphics free. #SIGGRAPH2018pic.twitter.com/vAoSe4WgZX
— Intel Graphics (@IntelGraphics) August 15, 2018
なかなか大胆な文章が壮大な宇宙を背景に表示されます。
性能、サイズ、コストといった制約はインテルが歴史を作る障壁にはならなかった。
彼らが作ってきた歴史とは...?!
Netflixの映画を4Kで再生するPCグラフィックスはインテルが初めてだった。
...なるほど。
Eスポーツ・ゲーミングを電話ほどの薄さのPCで実現した。
そして大きく出るのが
2020年、グラフィックは解放される。
です。インテルがグラフィック分野で歴史を作り上げてきたかは置いておいても、現存のGPUメーカーへの宣戦布告なのがビシビシと伝わってきますね。ツイートへの反応を見てもゲーマーたちの興奮が伝わってきます。Netflixの4K再生が「歴史」として紹介されている点にはちょっとツッコミのコメントも入っていますけどね。
2020年なんてまだまだ先の話...と思ってしまいそうですが、2018年ももう半分をとっくに過ぎてしまいました。あと16カ月ほどで2020年が来ることを考えると具体的な製品発表も意外にすぐに聞けるかもしれませんね。
Intel Graphics / Twitter