時代を超えた名車が現代の技術で蘇る!
かつて1968年のジャガー・Eタイプが、電気自動車「Eタイプ・ゼロ」になったという話題をお伝えしたことがありましたよね。それがElectrekによりますと、Jaguar(ジャガー)はこれまでコンセプト・モデルだったその「Eタイプ・ゼロ」を、実際に生産することを決定したのだそうです。
ジャガーにはすでに「I-Pace」という電気自動車がありますが、その発表に先駆けて世間を驚かせたのが、「Eタイプ・ゼロ」だったのでした。大変な好評だったことで後押しされたようですが、これを市販車にしてしまうってのは、またビックリですよね。
車体は過去の規格と同じ・似てる?
以前のコンセプト・モデルは、1968年モデルの1.5ジャガーEタイプ・ロードスターを改造したものでした。ですが市販用の「Eタイプ・ゼロ」ともなると、使い回しではなく新しく製造することになるのでしょうね。過去のEタイプをEVに変身させられるってことは、逆にいうとフレームやボディーなどは1960年代と完全に同じ規格になるんじゃないかなぁと思います(現在の安全基準を守りつつ)。
I-Paceのパーツを使いつつ、Eタイプに近づける
販売は2020年を目標としていますが、技術内容と値段は未定だそうです。ですがパーツは「I-Pace」からの流用が多くなるようで、搭載するのは220kWの電動パワートレインと、EタイプのXK6気筒エンジンとサイズ・重量がほぼ同じの40kWhリチウムイオン電池。そして航続距離は270kmになる、というのは確定のようです。

ジャガーは「Eタイプ・ゼロ」を製造するとともに、1961年から1975年まで作られたEタイプのオーナーに対して、彼らのガソリン車をEVに換装する申し出も行なうとのこと。これはオーナーのチョイスですが、果たして何人が“YES”というのか見ものですね。
古くて新しい「Eタイプ・ゼロ」。発売されたらいち早くジャガー・ランドローバー取扱店で試乗してみたいものです。
Source: Electrek