医療や産業の現場で即戦力になるのでは?
8月4日と5日に、「Maker Faire Tokyo 2018」が開催されました。ここでは、テクノロジーを使って面白いモノを作った人たちが自慢の作品を持ち寄って展示していました。
どれもこれも目を引く作品だらけのなか、YouTuberのRobert McGregorがLeap Motion(赤外線ステレオカメラ)を使って自らの手の動きを読み取り、機械の手指で瞬時に再現する手「モーショントレース5指ロボットハンド」を取り上げていました。
このロボットハンドを作ったのは、ぷらぎあ工房さん。「遠くにあるものを直感的に掴みたい」というコンセプトを元に、学生時代から社会人になった今でも趣味でずっと続けているそうです。個人で作っているようで、その情熱と技術力には恐れ入ってしまいます。
さて、Leap Motionとは、手のジェスチャーでコンピューター操作ができる入力機器です。中身は2基の赤外線カメラと赤外線照射LEDが搭載されており、両手すべての指を1本ずつ、正確かつ素早く独立して同時に認識することができるデバイスです。
Twitterの投稿によれば、読み取った手指の動きはコマンドサーボを経由してワイヤーでロボットをコントロールするとのこと。指には5つ、手首には3つのサーボが使われています。
ぷらぎあ工房 モーショントレース5指ロボットハンドの展示の様子(4K)をアップロードしました。
— ぷらぎあ MFTokyo2018 G-04-08 (@plastic_gear) 2018年8月5日
リープモーションで読み取った手の動きをロボットハンドが真似して動きます。
アクチュエータはコマンドサーボ(指5/手首3)、指はワイヤ駆動です。#MFTokyo2018https://t.co/e9DDMYi4xnpic.twitter.com/ZnqOv2PIaB
下の映像も合わせてどうぞ。Leap Motionがどのように手指の動きを検知しているのかがPCモニターに映り、さらにはアクチュエーターが独立しているので、メカニズムがよりわかりやすくなっています。
こんなに正確な動きができるのであれば、遠くにいながら医療行為や機械の修理、それに楽器演奏などなんでも遠隔操作ができちゃいますね。ぜひとも人類の役に立って欲しい技術です。
Source: YouTube (1, 2, 3), Maker Faire Tokyo 2018(1, 2), Leap Motion, Twitter,
Reference: Wikipedia