ものすごく大きく活発な磁場です。
灼熱に溶けることなく、太陽に近付く太陽探査機「パーカー・ソーラープローブ」のおかげで、ここ最近は世界的に太陽への興味が増しています。そんな折、太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SOD)」に関係する科学者たちが、2018年8月10日に太陽が放出した磁場をCGで描いたとの発表がありました。
細い白線が可視化した磁場ですね。見ていると特に中心部が集中的にこちら側に向かって伸び、たくさんの磁場が始点から終点まで大きな弧を描いていることがわかります。同じく向かって右側にも、線が集中している箇所がありますね。ほかの場所はもっと大きな弧を描いており、太陽全体を磁場が覆っているのが見て取れます。
この画像は、航空機と宇宙船の開発製造企業ロッキード・マーティンが持つ、太陽天体物理研究所(LMSAL)によって生成されました。
なかなかお目にかかれることがない太陽の磁場ですが、NASAはこれまた珍しく太陽が発する振動も音源として公開しています。
人間が聞きやすいように調節してあることと思いますが、太陽の音は低周波でザラついているんですね。科学者たちは、肉眼で太陽の内部が見られない代わりに、この音で内部を知ろうとしているようです。興味深いですねぇ。
Source: NASA(1, 2), Soundcloud