問題アリアリ。Facebook「知り合いかも」10年の軌跡

  • 16,739

  • author Kashmir Hill : Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
問題アリアリ。Facebook「知り合いかも」10年の軌跡
Image: Jim Cooke (Gizmodo Media Group)

うわっ、なんでこの人が!

って経験、ありますよね。Facebookの「知り合いかも」。連絡先にも登録してない知り合いや同僚。つながりたくない人は誰にでもいるはずです。みんな友達でいられるはずがないんですから。

時には薄気味悪くすら感じられるアルゴリズム。謎に包まれたFacebookの「知り合いかも」10年の軌跡を米GizmodoのKashmir Hillが追ってくれました。


もう10年も前のことになるんですね。

Facebook(フェイスブック)が一見面白そうで便利に見える機能「知り合いかも」を追加したのは。かれこれ、2008年5月にさかのぼるんですね。

Facebookによれば「とくにFacebookであまり友達とつながっていない人が、もっと友達とつながりを持つことができるようにと開発した」機能だとか。

「知り合いかも」はここにきて、Facebook上で ソーシャルネットワークを構築するための、もっとも重要なツールにのし上がりました。なにしろ1億人だったメンバーが今では20億人に増えたんですから、その効果のほどはお分かりでしょう。

「知り合いかも」をオフにしたい人々

ですが、知っている人をどんどん見つけることができて喜ぶ人がいる一方、この機能を毛嫌いする人もいるんです。この機能をオフにしてほしいっていう要望もあるんです。「FB Purity」というブラウザの拡張機能をダウンロードして、この「知り合いかも」の機能を使えなくしようとする人もいました。知り合いになりたくもない人が勝手に表示されるのですから。

ユーザーの中には米国の連邦機関に、消費者をこの機能から守るよう訴えた人すらいたそうです。連邦取引委員会に「性的に露骨なポーズをとった」知らない人が繰り返し表示されると訴えた人もいました。まったく迷惑なんです。

昨年の調査では、 この「知り合いかも」の機能がどれだけFacebookユーザーにとって有害かをご報告しました。ユーザーの手の及ばないところにある情報をマイニングし、つながりたくもないつながりを作ろうとする機能です。この機能は、売春する人と客とを結び付けているらしいです。

合衆国の議員たちは先日、Facebookの経営方針について2000を超える質問状を送っています。リチャード・ブルーメンソール米国上院議員は、精神科医の患者同士が「知り合いかも」に表示された例を挙げ、ユーザーのデータが「知り合いかも」に使用されることをユーザーがオプトアウト(「オフ」する)できるかどうかを訊ねています。それに対するFacebookの回答は「ノー」。

Facebook はオプトアウトに反対しているんですね。「ユーザーはきっとオプトアウトを便利とは思わない」というのがその理由なんですが...しかし、これだけプライバシーがやり玉に挙げられている今、Facebookはその考えを改めるよう迫られています。 なにしろ、ここ10年間、ずっとユーザーたちはこの機能に苦しめられてきたのですから!

「知り合いかも」は個人のアドレス帳を分析している?

Facebookは単なる思いつきで「知り合いかも」機能を作ったのではありません。またLinkedInも同様の機能を2016年に立ち上げています。(日本語では 「もしかして知り合い」 )。プロフィールの右側に表示される知り合いかもしれない人たちの画像は、ソーシャルネットワーク史上、見たこともなかったようなクリック率をはじき出しました。

この機能が出たばかりのころ、「知り合いかも」はユーザーの友達のリストと「友達の友達」のリスト、学歴や職歴を分析することで表示されると、Facebookは主張していました。

でも、どうやら分析しているのはそれだけではなさそうです。機能が展開されてから1年足らずで、AdWeekは数年前に1回だけメールした人が「知り合いかも」に表示されたことを報告しています。 以前、Facebookに登録すると、メールの受信箱を検索して知り合いを探すことができる機能がついていました。その後そのメールアドレスはFacebookに「利用」されていたことが明らかになりましたが...。個人情報が再利用されることを知らされていなかったために、これはショッキングな出来事として世間を騒がせましたね。(カナダプライバシー委員会によれば、この再利用についての通知をFacebookが告知したのは2012年の本委員会の調査以降とのこと)

で、「知り合いかも」の機能で、このデータを使用したと言われているわけですが、当時のプライバシー担当官であるクリス・ケリーはそれを否定しているんです。

「知り合い候補のセクションの効果については、アルゴリズムの継続的な開発のたまものです」と、クリス・ケリーは2009年にAdweekのインタビューで語っています。 「ただ、アルゴリズムについての詳細は明らかにしていないんですよ」とも。

かつてFacebookではアドレス帳はとても重要な役割を果たしていました。Facebookは2010年のはじめにマレーシアを拠点とするOctazenという企業を買収しています。この企業はFacebookに買収されるまでは連絡先をインポートできるソフトウェアのサービスを提供していました。買収以来Facebookは、この技術を使用してユーザーの連絡先をインポートできるようになったことで、SNSの王者として君臨するようになったのです。

当時、TechCrunchのミカエル・アリントンはある疑問を投げかけています。「Octazenがこのソフトウェアをさまざまなサイトで使用した人から、こっそりとユーザーの連絡先情報を集め、「裏ネットワーク」を構築していたとしたら...?小さなスタートアップ企業の買収の本当の意味は、そこにあったのではないか」としています。

そうだったとしたら、当時拡大を狙っていたFacebookにとってOctazenは貴重な存在であったはず。Facebookはこの主張を退けてますが。 なんでもユーザーベースを外国に広げたかったから、ヘルプが必要なだっただけとか。

でも、ソーシャルネットワークの最前線に躍り出たかったFacebookにとっては、つながり情報は最優先事項だったのでしょう。世界中に住んでる人の情報と、その人たちがどんな人とつながりをもっているか。それはFacebookにとってもっとも貴重な情報なのです。あなたがたとえFacebookにアドレス帳へのアクセスを許可しなかったとしても、他の人のアドレス帳をのぞき見ることにより、あなたのことを知ることができるんですから。 こんな感じで「裏ネットワーク」ができ上がるというわけ。

あなたがたとえ情報を入力しなかったとしても、Facebookはあなたが仕事で使っているメールアドレスを把握しています。それでそのアドレスに返信した人を「知り合い」と判断して表示するのです。だからFacebookにアカウントを作ると、すぐに友達をたくさん作ることができるんです。だから、たとえばアルコール依存症治療の匿名の会なんかで誰かと連絡先を交換したら最後、匿名の会はすぐに匿名の会ではなくなってしまうのです。

あのApple(アップル)はアドレス帳がどんなに貴重な存在であり、その悪用がどんなに簡単であるかということに、なんと、つい最近まで気づいていなかったようです。Bloomberg(ブルームバーグ)のレポートで、アドレス帳を「データの荒野」と呼んだ iOSの開発者の言葉が非常に印象的でした。 6月、Appleはアプリの開発者がiPhoneの連絡先にアクセスして、自分が使用するための連絡先データベースを構築することを禁じています。Facebookが連絡先情報を「知り合いかも」データベースに使用していることがこのルールに違反するかどうかについては、コメントを拒否しています。

Facebookで不倫がバレる

2010年、ワシントン州のエレノーラ・ファルクさんは、ある日「知り合いかも」に表示された見覚えのない女性に目が釘付けになりました。なんと、その女性のプロフィール画像には、つい最近に仲たがいして別居していた夫が、ウェディングケーキを背景にシャンパンを手にして新郎姿で一緒に写っていたのです。役所で確認したところ、 刑務所の看守だった夫は、姓を変えて別の女性と結婚していたことが分かったとか。

もちろん重婚罪が問われ、懲役1年の罪が確定。でも500ドルの「被害者弁済金」を一番目の元妻に支払うことにより、ぬけぬけと実刑は免れています。最初の妻とは当然離婚、二番目の妻との婚姻も破棄となったとのこと。自業自得ですが、まさに「知り合いかも」が導いた悲劇です。

その前にも、Facebookはつなげてはいけない人たちの存在に気づいてはいたようです。「知り合いかも」の初期の開発に携わった人によれば、「不倫相手を妻に表示させない」、というのが人をつなげる際の鉄則であったとか。

「知り合いかも」機能は主に「欠けている三角の辺をつなげる」ことでつながりを構築するとのこと。LinkedInのブログによれば「アリスがボブと知り合いで、ボブがキャロルと知り合いなら、アリスもキャロルと知り合いかもしれない」ということを前提とするようです。

この知り合い関係の構築が、公開されている連絡先リストを元に作られたものなら問題ありませんが、それが非公開の連絡先だったらどうでしょう。アリスはボブの妻であり、キャロルが不倫相手だったとしたら? ボブは果たしてこの三角関係の欠けている辺をつなぎたいと思うでしょうか。だからFacebookのエンジニアは連絡先にある「二つのつながり段階」だけでは知り合い候補をつなげないよう工夫していたのです。

でも、ファルクさんの重婚事件のように、 「知り合いかも」は次第に一人歩きしはじめます。2010年7月、担当エンジニアは「知り合いかも」はFacebook上のつながり構築に大きな貢献を促したとしています。Facebookエンジニアリングのリーダーだったラーズ・バックストームの2010年のプレゼンには 「友達が多い人ほどFacebookをする傾向にある」とされています。つながりを作ることでユーザーを増やす...。これがカギなんですね。

コーネル大学でソーシャルネットワークの進化の方法について学び博士号を取得したバックストーム。2009年にFacebookに入社したとき、自らSNSの進化に関与し始めています。 バックストームは「知り合いかものバックエンドインフラと機械学習システム」を構築。2010年には「知り合いかもアルゴリズム」がどの友達の友達を「知り合いかも」に組み入れるかについて触れています。Facebookは共通の友達の数を考慮し、どの友達がまだ友達になって日が浅いかと、どのくらいその友達に関与しているか、を分析しているのです。

その分析は数値になります。 専門用語でいえば、人は「ノード」(節点・頂点)で、友達関係は「エッジ」(枝・辺)で表すことができます(グラフ理論)。一定の人が集まるノードを「集合」とし、そこにいる人々にある共通の友達がいて、そのつながりが新しいものであるとしたら、インターネット以外の場所でできた繋がりがあるということがわかります。それをソーシャルネットワークでもつなげる必要があるのです。

fovg1uiwy9edjxaafzfz
Illustration: Lars Backstrom
Graphanalysis.org

知り合いかもをおススメする

問題点:
あるユーザーに表示する友達の友達をどう示すか

課題:
1人のユーザーには数千人の知り合いがいる場合があり、(平均4万、99パーセンタイル値で80万!)
どうやってこの中からおススメの知り合いを見つけるか
ネットワークと人口統計学的特徴をどう結びつけるか

つなげてはいけない人たちをつなげてしまう

ただ、共通の友達がいるといって、その人たちすべてとつながりたいかといったら、そうではありませんよね。

2015年、ケビン・カンタールさんは「知り合いかも」にかつて自分をレイプした人が表示されたときの怒りを表現した詩を朗読しています。ケビンさんとレイプ犯との間には、なんと3人の共通の友達がいたのです。

「レイプ犯が知り合いかもに表示されたときの衝撃は忘れられない。犯罪現場に引き戻されたような気がした」
Video: (29) Kevin Kantor - "People You May Know" (CUPSI 2015 Finals)/YouTube

また別の例。出会い系アプリで知り合った男性とデートするとき、ニックネームを使うフローラ(仮名)。ところが、あるとき知り合った男性がとんでもないストーカーで、次第に携帯に迷惑なメッセージを何度も送り付けるようになりました。 そして恐怖はここから始まります。最初の出会いから1年半後の2016年、なんと「Facebookの「知り合いかも」に表示されたので実名が分かったよ」と男に告げられるのです!

ソーシャルネットワークで真剣にデータマイニングすれば、知らない人のことを知ることができてしまうのです。

2015年夏、ある30代半ばのスノーボーダーが精神科医を訪問しました。面会の中で、精神科医は彼のFacebookの「知り合いかも」に普段とは違った人たちが表示されるようになったことを知ります。多くの人は彼よりもかなり年上で、多くの人は精神を病んでいるように見えました。「ここの患者さんではないですか」とスノーボーダー。

確かに見覚えがある顔がいます。Facebookはほとんど使っていなかったし、友達にはなっていなかったものの、Facebookは精神科医とこれらの患者の間に接点を見出して「知り合いかも」と判断したのです。

まさにプライバシーの侵害ではないですか。

つながりの段階をいくら調べても関係がわからない人がいる

2016年、車の窃盗で男が逮捕されました。被害者の「知り合いかも」に表示されたことがきっかけです。さて、これはどう説明がつくのでしょう。

ラーズ・バックストームの2010年のプレゼンでは、「知り合いかも」で「友達の友達」以上のつながりを提示するのはほとんど不可能としています。ですが、Facebook上の友達関係には、特に共通する事項がない人達も含まれていることが示されています。 「知り合いの知り合い」をたどれば、5人のつながり段階を超えると6人目で俳優のケビン・ベーコン(またはその他有名人など)と自分が最終的につながるという「六次の隔たり」理論ならぬ、12次の隔たりでも、そのつながりを説明できない人たちがいるのです。

uxtjzj59gnh41phohdkk

つながりがはっきりとわからない人たちの関係を分析するには、Facebookは大量のデータを必要とします。これ以降、ユーザーをもっとよく知ろうとする動きがみられます。Instagram(インスタグラム)を買収したのが2012年のこと。これでインスタで「いいね」をつけた写真の友達を「知り合いかも」で使用しようとしているのが分かります。2014年にはWhatsAppを買収することで、メッセージをお互いに送りあう友達同士を結びつけることができるようになったのですね。

FacebookはWhatsAppの情報を「知り合いかも」に使用してはいないと主張しています。ですがプライバシーポリシーをよく読むと、「Facebook はユーザーの体験を向上することを目的として(製品のおすすめ、友達のつながり、コンテンツへの興味など)弊社の情報を使用することがある」うんぬんと書かれているんです。

アドレス帳以外のデータも集めているFacebook

Facebookは新しい手法を用いてユーザーをもっとよく知ろうと努力しています。病院や銀行の情報も使用しようとしているとも言われています。Facebookアプリをスマホにダウンロードする人が増えたため、Facebookのエンジニアが「知り合いかも」に使える貴重なデータも増加しています。

また、2014年、Facebookは2台のスマホが同時に同じ場所に存在したときの情報を使って「知り合いかも」の候補を見つける技術についての特許を取得しています。2つのスマホの加速度計とジャイロスコープを使って、2人が向かい合っているのか、一緒に歩いているのかを判断できるのだとか。

Facebookはこの技術を実際には採用していないと主張しています。その主張が正しくないことを裏付ける多くの証拠があるにもかかわらず、位置情報やIPアドレスを「知り合いかも」には使用していないとしています。

2015年、Facebookエンジニアは特許出願書の中で、Facebookは画像のメタデータを使用することもできるとしています。たとえばカメラに着いた埃。この埃のデータをもとに同じカメラで撮影された人が異なる端末から画像をアップロードしたことがわかるようです。もっともこのエンジニアは、こんな質の悪い疑似科学をつかって自分のデータをマイニングされているユーザーが、それをどう思うかについては、もちろん言及していません。

2016年、ノースキャロライナのアーティスト、アンディ・へロッドさんは「Sorry I Made It Weird: Portraits of People You May Know(変に描いてゴメン。「知り合いかも」ポートレート)」と題して、自分のFacebookに「知り合いかも」と提案された30人のポートレートを展示しています。 実際へロッドさんはこの人達全員を知りません。

vhhtugj1vbahzxfxiuuc
アンディ・へロッドの自分のFacebookに「知り合いかも」と提案された30人のポートレートの展示より
Image: Andy Herod

「Facebookはもう人びとの生活に浸透しきっています」へロッドは電話でのインタビューに応えてくれました。「自分の写真が知らない人のFacebookにも、知り合いかもと表示されていることに気づいていないのです」

へロッドは最初この肖像画を知らない人の壁にかけたかったそう。 へロッドのこの肖像画シリーズを何枚も購入した匿名希望のアッシュビルのアートコレクターは、Facebookアカウントを削除した人の一人。2009年から使用していないとか。彼はFacebookを「広告だらけの世界」で、「元カノの墓場」 であると表現しています。まさにしっくりくる呼び方ではないですか。

Facebookのアカウントを削除するということは、Facebookのやり方にウンザリしていることが見て取れます。ですが、Facebookを仕事で使用している人は削除するわけにもいきません。そういう人たちは自分や友達の情報がどんどんマイニングされていくのを、そして「知り合いかも」と知らない人を提案し続けるのを黙認するしかないのです。

まるで大戦時代の秘密警察をほうふつとさせる

どうもFacebookは、連絡先を使った、あの「2つのつながり段階」の鉄則を破り、新たなアルゴリズムを使い始めているようです。これに不穏な動きを感じるのは私一人ではないでしょう。

2017年、Facebookは私が知らなかった親戚、レベッカ・ポーターを「知り合い」として提案してくれました。私とレベッカ・ポーターの関係をFacebookがどこから入手したのか、いまだに謎に包まれています。レベッカ・ポーターは疎遠となっている私の血のつながった親戚の一人です。私たちに共通の友達はFacebookにいません。 Facebookは距離的にも疎遠となっていたふたりの連絡先の情報を分析して複雑にからまる糸をたぐりよせました。レベッカ・ポーターと私の義父はどちらも共通のポーター家の一員のメールアドレスを持っていました。 私と義父はFacebookで友達となっています。もし、それでFacebookがふたりのつながりを突き止めたとしたら、ネットワークサイエンスはすごいところまで来ているとしか言えません。

こういうつながりをつきつめていくうちに、不倫相手が配偶者に知り合いかもとして表示されるという論理が可能となるのです。友達の例ですが、妻の不倫をやはりFacebookで知りました。以前、不倫関係を終わらせたはずの男性が急に「知り合いかも」にまた表示されるようになったのが、そのきっかけとのこと。Facebookが「この人はネットワークから消えてたけど、また復活したよ」と教えてくれたのです。妻はその疑惑を認めたそうです。

「 Facebookのおかげだね。まるで大戦時代の秘密警察を彷彿とさせるよ 」と友人。

Facebookの現「知り合いかも」チームではインタビューを受け付けていませんが、3月にBuzzfeedで公開された記事によれば、Facebookのエグゼクティブアンドリュー・ボスワースはこう説明しています。

「人と人とをつなげることに専心しているあまりに、より多くの人をもっとつなげることはすべて無条件にいいことなんだととらえている」としています。「だから、成長するためにやっていることは正当化されるのです」とも。アドレス帳のインポートもいいことなのだとか

言い換えれば、「知り合いかも」はFacecbookにはなくてはならない商品なのです。つながりたいか、つながりたくないかに関わらず、Facebookユーザー同士を結びつけるから。一部のユーザーにとって「知り合いかも」の機能は害でしかないのは明らかです。ユーザーが求めている機能ではないのです。 この機能が2008年に登場したとき、Facebookは表示された人のバツ印をクリックすると、消えるとしていました。たしかに表示をスマホから消すことはできますが、だからといってあなたが他の人の「知り合いかも」に表示されなくなるわけではないのです。

Facebookは直ちにこの機能を強制終了できる機能を追加すべきです。他のFacebookユーザーの情報を電話番号やメールから集めることで新たなつながりを作ることは、便利だと思うユーザーがいる一方で、 「知り合いかも」は目障りで人を傷つける存在であるとする人もいるからです。

Facebookの貪欲なデータマイニングは、知りたくもない人の精神病治療についての情報、自分の過去の黒歴史、家族の汚点、仕事上の微妙な関係、一夜限りの行きずりの人を、ユーザーにどんどん見せつけてくれるのです。

「知り合いかも」の10周年を祝し、Facebookはユーザーにいますぐこの機能を使わない権利を与えるべきではないでしょうか。

    gather round 特集ページ

    あわせて読みたい

    powered by

    こちらもおすすめ